第3話 推し事は仕事

田中さんはこの世に未練を残しているらしくそれが推し事

「おい、今日記念配信だろ、ちゃんと時間までには帰れよ」

今日の田中さんは俺と一緒に行動していた、それは田中さんが自力で配信を開けないのが原因らしい?

今現在唯一出来るのは高評価ボタンを押せるという意味が分からない


無理だよ、今日の仕事終わりの時間は

配信の時間過ぎるからアーカイブだよ

心の中で答えると田中さんは激怒した

「推しは推せる時に推さないと、ダメだろうが」


そんな怒るなよ俺だってリアタイしたいけど無理なんだよ


俺だって、記念配信をリアタイ出来ないのは悔やまれる

くそ~リスナーの同士と盛り上がりたいのに、


「おい、お前のその気持ち分かるぞ!俺達は同士!

帰ったら一緒にアーカイブ観ような」


田中さん、アンタ良い奴だな、

普段騒がしくて推し事の邪魔しかしないけど・・・・


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