ハツヨル


「ネロ、だいぶ呑んでた様だけど、大丈夫?」

「ところどころで解毒ポーションを飲んでたから、大丈夫だよ」

「そう、なら平気ね」


 そう、夜の営みの話だ。

 お相手は「三人」だ。

 昨夜の話し合いでそう決まったそうだ。

 

 明日からはローズ、サラを含めてローテーションで毎晩相手が変わるみたいだが、初夜だけは今日の主役三人が譲れなかったようだ。

 三人とも初めてなので、一人だと不安だったからという意見もあったみたいだが。こちらとしてはまぁ嬉しい話だ。



 で、俺は今一人でベッドで待っている状態。この間、水神様に相手してもらったので気持ちには余裕がある。


コンコン


 ノックがして三人が入って来た、みんな薄衣を纏っている状態だ。ベッドに座らせて、シャル、マリア、ナタリーの順にキスをして‥‥‥




ーーーしばらくお待ち下さいーーー





 とりあえず一通りはしたけど、夜はまだ長い。体力ポーションで回復したらまだいける。ミスト化してみたら、コレがまたいい具合に疲れないようだ。嫁達も元気いっぱいだ。


ーーーしばらくお待ち下さいーーー


ーーーしばらくお待ち下さいーーー


ーーーしばらくお待ち下さいーーー


ーーーしばらくお待ち下さいーーー


‥‥‥‥‥‥





 夜が明けた。良い夜だった。

 何回したかは、覚えてない。

 三人は寝かせておこう。



「おはよう、ローズ、サラ」

「ネロ、お疲れ様だニャ」

「旦那、やりすぎだよ、お陰でこっちは眠れなかったぜ」


 擦り寄ってきた、猫撫で声で。猫だけに。

「あんなの聞かされたら堪んないニャ」

「旦那、出来たらあちし達も‥‥‥」



 エリクサーを生成して、一気飲み。

 二人の尻尾を優しく掴む。


「朝からでなんだけど、まぁ今日はいいか。ほら、お前らの部屋に行くぞ」

「「ニャ~ン」」

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