第2話 にんじん

私は国王陛下に命じられ不老不死の研究をしている王立図書館の研究員

今日は不老不死の一歩手前のある研究を手伝う

それは目がよくなる薬を発明してくれだそうだ。これは専門外で僕も困っていたところ眼球専門医のタヨタさんが助言をしてくれた

タヨタ「最近目が悪くなる人がたくさんいての」

私は「原因は何なんですか」

タヨタは「いやそれがよくわかっておらず研究に悪戦苦闘しています」

彼は眼鏡屋さんをやっており実のところ目が悪くなるのはなぜかよくわかっていないらしい

私は「できることなら協力してあげますよ」

タヨタ「それは助かる」

私は「研究資料はどこかな」

タヨタは「棚の中に入っているよ」

そこで彼の専門資料を見せてもらい私の研究成果と比べてみると驚いたことに眼球はビタミンA をとると目がよくなることがわかった。

タヨタ「どうかな何かわかったかな」

私は「はい眼球はビタミンAをとるとよくなることがわかりました」

タヨタは「それはすごいどのような仕組みなのだ」

私は「目の付近には筋肉がありその筋力でレンズを調製して視点を延ばしたり縮めたりします。その筋力を動かす細胞が私の研究に同じ細胞が発見されてその細胞がビタミンAに結合すると筋力アップして目がよくなることがわかります」

タヨタは「では実験に取り掛かろう」

私は早速実験に取り掛かってみることにしたその前に材料を取りに行かなくてはならない

三日三晩なき続ける変なニンジンでその名前はスケリーキャロットと呼ばれている

このニンジンを取るには癖があって叫び声を聞くと一時間もしないうちに死んでしまうらしいそこでこのニンジンが泣き止むまで待ってから採ることにした

畑に行ってみるとスキャリーキャロットの畑にたどり着く

タヨタ「大丈夫かなこれが噂の悪魔のニンジン」

私は「大丈夫ですよとりあえず夜になるまで待ちましょうこのニンジンは人間と一緒で夜になると寝ますそこを狙って引っこ抜くんです」

タヨタは「さすが王立研究員すばらしい飽読詩書ですね」

私は「とった後は料理にした方がもっとうまみをましますよ」

そして夜になる

私は「今ですよ起こさないよゆっくりと抜くんです」

タヨタ「わかってますよ転ばないように転ばないように」

そしてタヨタは転んでしまった

私は心の中で「まずい起こしてしまう」ギックリとした

しかし何ともなかった

タヨタは「ふーセイフ」といい

二人は一瞬死んでしまうのかと思ってしまった。事実このニンジンの叫び声を聞いて生きて帰ったものはいないと報告されている

私達は早速このニンジンを抜くことにした

帰って料理を始める

そしてシチューに煮込んで食べるととてもおいしいいい香りがする

効果は食べてからのお楽しみということで…….この案件は一件落着する

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る