第431話 魔物騒乱3
サイラス帝国から戻ってきたけど、アイリスと兵士と騎士と冒険者の頑張りがあって、押し返しているところだけど、アイリスの活躍が大きいみたい。
俺も先頭に混ざることにしたけど、、あの箱を見つけることを考えないといけない。
どうやって見つけようか、考えているけど、単純な方法しか思いつかない。
その方法は、ブラックオーラを検索すること。
あまり検索したくないけど、それが一番、効率的だろう。
アイリスだって、触りたくないほどだから、やばいことはわかると思うけど、それを消滅させない限りは、魔物が湧き出すことになってしまう。
俺は、戦闘に参加することよりも、元を立つことを考えた。
延々と、戦うことを考えれば消耗戦しかないから。
そうなると、こちら側がやばそうだけど、湧き出た魔物は箱を消滅させても消えることはない。
しかし、箱も限界はあるのかと思えるくらい、大量に出てくる。
箱の大きさは手のひらよりも少し大きいくらいなんだけど、どうしてこんな小さな箱から大量の魔物が出てくるのか、そこはわからない。
もしかしたら、箱には魔物湧出の限界はないのかもしれない。
アイリスを呼んで「ちょっと箱を見つけてくるから、もう少し、耐えられる?」と聞くと
「はい、わかりました、もう少しだったら大丈夫です」とちょっと苦しそうに言う。
それを見て、アイリスの腕を触って、魔力を補充してあげる。そうするとアイリスは、みるみる元気になって顔色がよくなる。
「うわっ、すごいありがとうございます」とアイリス
「じゃ、行ってくるかならね」
「はい、行ってらっしゃい」とアイリスが元気を取り戻して言ってくれる。
俺は検索魔法で、箱の位置を確認しているけど、そこには発生地点なので多くの魔物がいる。
だから回収よりも、壊すしかない、壊して、即離脱するか?
いや、それなら、箱周辺を破壊する方法がいいんじゃないか?
箱周辺を壊せば、魔物も攻撃で消滅するだろうから。
「うん、そうしようか」と声に出てしまう。
俺は魔物の出てくる箱の正確にターゲットを絞って、その周辺まで破壊することができるファイヤーボールの上級版の爆裂魔法を行使することにした。
俺の爆裂魔法は、前世のアルベルトが得意とした魔法だから。
確か、軍の試験を受ける時に使った魔法が爆裂魔法だったと思う。
それで軍に1発で合格したからね。
手のひらの上に、爆裂魔法を展開すると、『ゴーーッ』とすごい音がして、中は渦巻いている。
検索魔法で位置を把握して、展開した爆裂魔法を、箱の周辺に目がけて発車する。
すごい勢いで飛んでいった爆裂魔法は、一気に爆発して『ズゥズ〜ン』と地響き立てながら周辺を吹き飛ばしてしまう。
できるだけ範囲を抑えたけど、木や草がなくなってしまったのは、しょうがないこと。
そして俺は、また、検索魔法で、箱を見つけて行って、同じことを繰り返したけど、箱の数が多かった。
本当に魔物を湧出する箱は、魔物大量発生機だと思う。
そこに、また、念話の連絡が入る。
ロゼッタとシャーロットのいるオーリス王国から、連絡があり、またもやゴーレムに手こずっていると連絡がきて、一度、アイリスの元に行き、確認して、いくことにした。
前世で戦うシャーロットとロゼッタの二人の横に瞬間転移して、目の前にいるブラックオーラゴーレムだったので、天から呼び寄せた雷で持し尽くしたけど、ここで帰らずぬ、箱を探すことにした。
いちどやった検索魔法で箱を見つけてみると18個の箱の位置が確認されたので、その位置めがけて18個の 爆裂魔法を放出する。
もう、一気に殲滅することにした。
あとは、シャーロットとロゼッタに任せて、また、次の現場に行くことにした。
同じことをブラッドフォード大公国、ライオネル公国、オズワルド王国、リッチェスト国にもゴーレムがいれば、討伐して、箱を壊して行った。
そしてアイリスの元に戻ってきた。
アイリスに任せている戦場では、まだゴーレムの報告が来ていない。
なのでアイリスと協力して魔物を討伐していくことにして「アイリス、いくよ」と声をかけると「はいっ」と元気よく返事をしてくれる。
冒険者や兵士、騎士たちが、魔物を数人で一頭、討伐すると、俺たちは、二人で魔物を1500から2000体は討伐して数を減らすことをしている。
そうしないと、湧いて出た魔物の数が多すぎて間に合わない。
多分、箱は全部、壊したので、増えてはないと思うけど、出た数が異常に多いから、苦労している。
どこの国でも、魔物の数は万単位に及ぶと思われる。
そう考えれば、あの箱はすごいもの物だな、と感心する。
どうやって作るんだろうか、興味があるな。
しかしウルフと、もう一人の奴も、よくここまで考えていると感心する。
別に敵を褒めるわけじゃないけど。
もう、ここにきて数時間がたつけど、俺は以前、使った大規模魔法を使うことを考えた。
それには探知魔法で魔物を検索し出す。
それに気がついたアイリスが、「みなさん、ご主人さまが大規模魔法を使うので、下がってください」と大きな声で話している。
「なんだ、なんだ‥‥‥」と冒険者
「えっ、どう言うこと?」と聞く兵士
「大規模魔法って、なんだ?」と不安に思う騎士
「あっ、勇者クリス様が、使う魔法ですね」と指揮官
指揮官は「みなさん、司令官が大規模魔法を使うそうですから、下がってください」と大声で注意している。
冒険者の人たちも稼ぐには十分、稼いでいると思う。
初めから大規模魔法を使ってしまうと冒険者の人がお金を稼ぐことができなくなってしまう。
国に所属している兵士や騎士は国からお金がもらえるけど、冒険者は自分たちで命をかけて戦うことが、お金になるわけだから。
俺は自分の上空にアイススピアーを多く作って、 検索魔法で魔物の位置を確認して、十分な数を作ることにしたけど、作った数は13,521だった。
その13,521本のアイススピアーを魔物に向けて放つ。
一気に作り出したアイススピアが凄いスピードで木の間をかけていき魔物に命中して脳天を撃ち抜かれた。
俺は見逃した魔物がいないか確認をしてみたけど、魔物はいなかったけど、1人だけ怪しい奴を発見した。
怪しい奴は人なんだけど、こんなところに普通の奴がいるわけでもないし格好を検索魔法で見てみると冒険者の格好をしている。
冒険者が、あんな奥のほうの戦場にいるわけは無いし、もし、いるとしても生き残っている事は無い。
先ほど見たときにはいなかったはずだ。
と言うことを考えれば、あんな場所にいるのはウルフしかいない。
俺は急いで、全部の俺の分身体に指令を出す。
『アイススピアを魔物の数、作って魔物を討伐せよ』と
5分もしないうちに、俺の分身体は討伐に成功した。
そしてメンバーと共に、呼び寄せた。
ここでウルフと戦うために!
ウルフが持っていれば別だが、ここには鏡はない。
魔法の鏡の世界に行って鏡を壊す事は簡単なんだけど、その鏡は各家庭で買った鏡だからそれを壊してしまうと、多分、家の中にある鏡も壊れてしまう可能性もあるから壊せなかった。
家の鏡の中の鏡が世界中で全部集まっているのかどうかわからないけど、多分あるやつが作った鏡が、そうじゃないかと思う。
鏡の裏を見たときに工房の名前が書いてあったから、多分、全部の鏡が、その工房が作っているんだろうと考えている。
しかしウルフは瞬間転移ができるので、どこかに逃げてしまって鏡がある所だったらまた鏡の中に入ってしまう可能性があるので、鏡の中は厄介だ。
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💖 お読みくださりありがとうございます。
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本当に多くの方の支援には心より感謝しております。
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また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。
この物語は異世界の物語です、現実世界とは違いますので、その点はご容赦ください。
あくまでもファンタジー小説です。
前世の悪い記憶を持つ小心者の主人公が成長していく物語です。
🍎 基本的に週末に連続で投稿していきますので、よろしくお願いします。
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