第294話 神獣と戦争4

アリシアとも、シャーロットとも、そしてソフィアともキスしてしまった。


俺って、本当に、こういうことは苦手、どこかの好きものじゃないけど、こう言う時は、上手な奴だったら、うまく振る舞えるんだと思うけど、なんだか、俺は、そう言うんじゃないと自分でも思っている。


たぶん、俺って、どこまで行っても自分は自分だと思うから、自分がすごく変わっても、そうは思わない。


でも、ロゼッタの時にいた勇者って、何をしていたんだろう?


ロゼッタに言わせるとドラゴン退治?? でもロゼッタの寝ぼけた火炎を吹かれて焼けてメンバー全員が死んだみたいだけど。


ロゼッタが、その時もドラゴンじゃなく、人に変形していれば、そんなことは起きなかっただろう。


今でもロゼッタは、20歳くらいのキレイな女性だから、ドラゴンの変化したものって行っても信用しないかもしれない。


俺の周りのメンバーは、本当に綺麗な女の子ばかりだから、本当に目のやり場に困ることもあるけど。


特に、メンバー全員で行く温泉だけど、この世界に毎日、お風呂に入る習慣はないから、週に2回から3回くらい入る人が多いと思うけど。


俺たちは、俺や神獣たちが瞬間転移を使えるから、部屋から移動することができるから、簡単に行けるんだよね。


どこにいても、旅の途中でも、部屋から瞬間転移できるから、すぐに行っちゃうから、他の女性よりも、いい匂いがするし。


今、俺の周りに神獣たちがいるけど、その神獣たちも、温泉を気に入っているみたいで、よく行っている。


朝から時間があったら、山荘の温泉や、丘の上に立っている屋敷の温泉に行っているみたいだ。


この前、用事があって部屋に行ったら、全員の神獣たちがいなかったんだよね。


魔法の念話で、アレクに問いかけたら


「今、どこにいるの?」


「山荘の温泉だよ」って答えていたから


「ご主人さまも来る?」ってパトリシアが割り込んできたけど。


「今はいいや」って答えたけど。


俺が急に行くと、もちろん、温泉だから、全裸だろうし。


危ないよ


どうせ、アレクとアデルとエイミーとアイリスは温泉で、はしゃいでるはずだから。


水のかけ合いっことか。


川じゃないって、言うんだけどね。


まぁ、見た目で見て年齢が、8歳くらいと10歳くらいと13歳くらいしか見えないしね。


本当は、3008歳かもしれないけど‥‥‥


聞くと想像したくなるから、聞けないよ‥‥聞きたくないよ。



今、もう一人の神獣であるウルフの様子を伺っているんだけど、どこかのお姫様を殺したみたいだ。


そして、その国の王様を操って、戦争を隣国に仕掛けようとしている。


お姫様を救うことは突然だったのでできなかった。


奴が、そこまでするとは思っていなかったから。


残念でしょうがない。


たぶん、まだ、10代後半の綺麗な女性だったのに‥‥‥


時々しか、見てなかったけど、相手のお姫様は、ウルフに好意を持っていたと思うのに、そんな人まで、殺してしまうなんて。


俺が遠見で見ている時も、サーチで見ている時も、奴は気づいた様子はなかった。


でも、一度だけど、奴とは顔を合わせている。


と言うことは、俺の存在に気づいている可能性もあると考えなければならない。


と言うことは、これからは、俺のメンバーも狙われることもあり得る。


今、俺の周りにいる神獣は、アレク(トラ)、ロゼッタ(ドラゴン)、パトリシア(クマ)、アデル(キツネ)、エイミー(ケロベロス)、アイリス(グリフォン)、ジャネット(不死鳥、フェニックス)の7人。


そして、ひと種が、アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロットの6人だ。


俺の部屋に全員を集めて、「これからは、寝る時も、お風呂に入る時も、二人一組で行動して欲しいんだが」


「えぇー、どうしてよ?」イザベラ


「その理由は、狙われる可能性があるからだよ」


「狙われるって誰に?」


「名前を言ってはいけない、あの人じゃないけど、ウルフにだよ」


「えっ、そうなの?」


「奴は、狡猾だから、何をするか、わからない」


「実は、サーチでわかっていることなんだけど、奴は今、ある国にいるんだけど、王様を操って戦争を起こそうとしている」


「そ、そうなんだ」


「事件を起こして王様と知り合いになり、姫とも接点ができて、その姫から好意を抱かれていたんだけど、奴は計画のために、姫を殺したんだ」


「えっ、ひどい」

「残酷」

「無茶苦茶」

「ひどいことをするわね」


「そう、奴は、何をするかわからないから神獣たちには、この6人を守って欲しいんだ」


「もちろん」

「わかったわ」

「当然よ」


「そして俺の弱点は、たぶん、君たちになる」


「‥‥‥」


「俺は‥‥君たちが攫われたり、殺されると、暴走してしまうだろう‥‥‥」

俺の気持ちが沈んでいって声が小さくなる。

「もしかしたら、俺が暴虐の魔王になって世界を破壊することもあり得る」


「以前、アリシアが人攫いに拉致された時、俺のことを知っているソフィアは、わかるだろう?」


「うん、クリスは、暴走というか、それを仕掛けていたわ」


「そう、俺が暴走する寸前にソフィアが俺の手の甲を触ってくれたから、抑えることができた」


「へぇー、そんなことがあったんだ」アリシア


「ごめんなさい、クリス、心配かけて」アリシア


「いや、アリシアのせいじゃないよ」


「そういうことが起こらないとも限らないんだよ、ウルフって、そういう奴なんだから」


「だからできるだけ、人数が多いグループで行動して欲しい」


「うん、わかったわ」


と行って全員が立ち上がって部屋から出ていった。


俺は、何がなんやらわからずに座っているけど‥‥‥


しばらくすると、二人でベットを持ち上げてきた、


「あの、君たち、何をしているの?」


「えっ、ベットの引っ越し」


「えっ、ベットの引っ越し?」


「うん、そう」


俺はなんだか、わからないうちに、次から次へベットが運べれてきた。


「クリスも手伝ってよ」


「あっ、うん、ごめん」


と言って俺は立ち上がってベットを運び入れた。


「あの〜、何をするの?」


「えっ、わからない?」


「うん、わからない」


「今日から一緒にねるの」


「あっそうですか」


「‥‥‥」


「え〜〜〜〜〜つ」


「今日から全員で一緒に寝るの!」


「みんなは、それでいいの??」


「うん、大丈夫」

「うん、いいよ」

「ええ」

「だって、一番、安心だもん」

「そうよね」

「ね〜」


「セラフィーナもシャーロットもいいの?」


「ええ、もちろん」

「はい、クリス様と一緒なら」


「そうなの」 俺に決定権はないのね、君たち。


俺の部屋は、主人の部屋なので、結構、大きかったけど、ベットを入れたら、狭くなってしまった。


「あっ、そうだ、思い出した」


「奴は瞬間転移も使えるから、用心のため、この屋敷と部屋に二重に結界魔法を張ろう」


「みんな聞いて、良い」


俺は、わかりやすいように簡単な屋敷を描いた。


部外者は入れないようにするから、屋敷の庭じゃなくて、建物には、今いる人だけしか、入れないから。そして、常に俺の部屋にいてもらうことになるから、部屋と廊下とトイレまでに結界を張ったよ」


「えっ、もうはったの」


「うん」


「じゃ、試しに、イザベラを除外するよ」


「イザベラ、部屋から出てみて」


「うん、わかった」


イザベラが普通に出ようとするけど、結界の外には出ることができない。


「わかったね」


全員が頷いてくれる。


忘れずにイザベラにも結界の中に入れるようにした。


でも洋服を着替える時には、どうするんだろう??


寝巻きに着替えるときは??


もしかしてここで??


まぁ、温泉で見ているけど


なんだか、俺の部屋でも気が抜けない、パジャマからボタンが外れて胸が出ることが起きたら暴走しちゃうぞ。 


どこが‥‥‥って


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

注:

ジャネット フェニックスの神獣

ロゼッタ  ドラゴンの神獣

パトリシア クマの神獣

アレク   トラの神獣

アデル   キツネの神獣

アイリス  グリフォンの神獣

エイミー  ケロベロスの神獣

レイチェル  この星の神

人間:アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロット


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