○○○話
おしゃんしゃい
第1話 桃だろう?
ある日ある時ある場所で老夫婦の体験
「じいさん わたしゃ川へ洗濯へ行ってきますね」
「ばあさん わしは山へ芝刈りに行ってくるよ」
じいさんが山へ向かって川沿いの道を歩いていると上流から何かが流れて来ます。
「なんじゃああれは……」
それはどう見ても桃……桃ですが大きさがおかしいのです。目がおかしくなったのか?と思っているうちに桃は流れていってしまいました。
その夜……家に帰ったじいさんは、ばあさんに桃の話をしたところ
「まぁ じいさんもあれをみたのですか?」
「ばあさんもみたのかい?」
「ええ あれはどう見ても桃でした」
「それで桃はどうしたんだい?」
「そのまま見送りました 私では持てませんから」
まるで人でも入ってそうな巨大な桃は、人知れず流れていきましたとさ
おしまい
子供たちがこんな感じの適当でっち上げ話が大好きで、時々即興で作り話す事があります。
気が向いたら不定期で更新します。
解説
元ネタは桃太郎ですが、きっかけは普通に考えて赤ちゃん(数kg)が入るサイズは、おばあさんが川から引き上げ持って帰るのは困難だろうというのと、そもそもそんな中々ありえない(無いとは言わない)物が、川を流れてきたら私なら怖くて見送るという点から出来たお話です。
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