暁は 鐘角の和す 蒼蒼と 空は浮かんで

鶏の オーケストラに 漸漸きみが起き上がる

おどりだす はつかねずみと 麗らかな 東の窗べ

蔬を煮れば 沸沸として 俎にあれば 丁丁として


寝れたかな どう食べれそう? それじゃあ朝を始めよう 

糠撒けば 家禽は跳ねる 水打てば 枝葉は揺れる

宙空を 見つめるきみの てのひらを そっとにぎった

ここにある 確かな今と 過去とを分かつ楔たれ、と


黄昏は 瞼の裏に焼きついた 虚ろになったきみの双眸


音楽は 合囲の如く 輪郭と 五色に代わる

蝉と競うは蟾蜍 春の鶯 秋の鹿

胡笳とギターとマーメイド 回れレコード何度でも

口数も 少ななきみが おやすみと 目をつむるまで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る