主人公になんかならなくていい!!
ラス
最低転生者の話
「あーまたいい子ちゃんかよ もっとひどくて醜い主人公はいないのかね」
そんな悪態をつきながら手に持っていたライトノベルをベットの下に投げ捨てる
「最近の異世界転生物はあまりにも主人公がお人好しすぎるどんなにひどく扱われたって最後には許してしまう 邪道だの言ってる作品も所詮ちょっと方向性を変えただけの欠陥品だ」
ため息をつきおちこんだ気分で寝転んでいると
ピコン
スマホの通知音がなった画面を見ると、いついれたかわからないアプリのアイコンが目に入った
「なんのゲームだ?」
なんの疑いもせず画面を押すとまるでカメラのフラッシュかのような光が目に入る
「な、なんだよこれ」
しばらくして目を開けるとそこは森だった
「は?」
意味がわからない
ここはどこだ?
森だと?みたことのない植物らしきものがそこら中にある
海外か?それとも夢か?とりあえずスマホだ
とっさに手に持っていたスマホの電源をつける
電源をつけたスマホが表示した画面は
「おめでとうございます?なんだよこれ?」
そこにはいつものロック画面ではなく文字だけが写っていた
画面をタップしても次の画面に行くこともない
「なにがおめでとうございますだ.......」
ふざけるな....まだやりたいことも親孝行もできてないのに
帰らなきゃ どこの世界だがしらないが地球からここに飛ばせたってことはその逆もあるはず
どこの誰だか知らないが俺は善人じゃないからな帰るためだったらなんでもする
「かえっても何もありませんよ」
声だ どこからだ!
「さあ、どこでしょうね」
心も読まれてるって定番かよ
「なんの用だ、残念だがこの森のことはほぼなにもしらないぞ」
「森ではなく、ここは死の山です」
うわ〜最初から死の○○とかまた定番か
「で、かえっても意味がないとはどうゆうことだ?」
「そのままです、帰ったとしてもどこのどの時代に戻るかもわかりません」
はいでた〜かえってもあなたの身内はいませんよ〜的な発言
「でそんな気が滅入ることをわざわざいいにきたのか?」
そうだったら性格が悪すぎる
「いえ、私は許可を出しにきただけです」
許可だと?この世界はどこの誰かもわからないやつのなんの許可かもわからない許可が必要なのか
「あなたを呼んだのは私の知り合いの神でして、その子は自分の世界の発展のためにあなたを召喚した。だから服や髪、顔がよくなってるでしょう」
髪?顔?服?
ほんとだ全部変わってる
「なぜそれをあんたが伝える?」
「都合が良すぎるからよ」
は?
「自分の世界のために異界の知識をつかうなんて卑怯でしょ?だから私があなたにこの世界を壊す権利いえ義務をあたえます」
「なんでだ?あんたはその子が嫌いのか?」
「いや嫌いじゃないけど発展ばかりするのは見ててつまらない」
「発展は一回壊れてからのほうがおもしろのよ」
あーこいつはだめだ イカれてる
だが俺もハラタツ勝手に呼んどいて挨拶もなしそちらの思惑に従う気など最初からない
「それはありがたいが残念なことに力がないぞ?」
「?ああ力ねそんなもんすきなだけ、神でも勝てないような力をあげるわ」
顔もしらない人から神のちからをもらってしまった
「人ころしても罪にならないのか?」
「いやなるけど人殺さないと世界は壊せないわよ?」
「要約すると力上げるから世界こわして人殺しになれってことか.....いいよやってやんよ」
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