12 カマンベールチーズのぬか漬け
今日、あーちゃんが家に来てくれた。
前にひぃちゃんちに行った折り、私が漬けたぬか漬けをひぃちゃんちと、あーちゃんにおすそ分けしたのだ。
そのぬか漬けがおいしかったと言ってくれたので(実際4日分くらいあるだろうとを思って渡した量を、ほぼその日の一食分で食べてくれた・笑)
私はその時、きゅうり、れんこん、長芋、カマンベールを持って行ったと思うのだけれど、特にカマンベールチーズがお気に召したようで、それをあーちゃん用に漬けていのを取に来てくれた。
(それだけでもないけどね、)
本当にカマンベールのぬか漬けはおいしいんだよなぁ。
ぬか床にも色々味があって、私は極力フラットなぬか床を三つに分けている。
それは冷蔵庫でぬか漬けをして、出来るだけ手間を省いて楽に、毎日切らさないようにする為。
ジップ付きの袋で作っている。
そうすると、少ないぬか床で漬けることが可能なのだ。
タッパーに入れるとどうしても野菜の形がいびつなので、タッパーの中に無駄な隙間が出来て、そこを埋めるぬか床が必要になる。
たしかに、ぬか床がへたる速度が増すのかもしれないけれど、結局一か月に一回程度の足し糠(新しいぬかを入れてぬか床を若返らせる)で今のところ行けているので、タッパーと変わらないと思う。
まずぬか漬けというものは、ぬかを食べて元気に活動してくれる「乳酸菌」の発酵によるお漬物だ。
人間が過ごしやすい温度から、少し高い目くらいで良い感じに乳酸菌は仕事をしてくれる。
でもそうすると、気温をずっと気にしていないといけない。
暑すぎると死んでしまうから、暑すぎる日は要注意になるし、活動が活発という事は混ぜて、酸素をぬか床内に回してあげないといけないし、腐敗菌が幅をきかす前に、これまた混ぜて退治して隙を与えてはいけない。
暑い日、寒い日など、気温によっても漬け上がりまでの時間が変わったりもする。
しかし、冷蔵庫で管理すれば、気温が安定しているので漬け上がりが大きく外れることは無い。
その上、毎日混ぜなくても腐敗菌がそもそも出来にくいから大丈夫だし、乳酸菌も寒くて活発に活動しないので、混ぜる必要も減る。
ぬか床を三つに分けたのは、仕上がりの時間差の為。
きゅうりを基準にすると、夏場室温だとかき混ぜ有りの半日~1日。
冷蔵庫だと2日~3日と言った感じ。
きゅうりは野菜の中で浸かるのが早い方の野菜なので、平均的に3日として考えたとして、仕込んだぬか床を途中混ぜることなく、3日目に袋を開ければ出来ているのだ。なーんて簡単。
(野菜から出た水が多い時は抜くけど、それだけ)
なので、この袋にはゆずの皮。この袋には昆布、この袋には魚……と言った感じで味変したりしている。
そんな簡単に漬けた漬物をあーちゃんがおいしいと言ってくれる。
なんて喜ばしい事だ。
でも、あーちゃんお気に入りのカマンベールはちょっと違うぬか床で漬けている。
「印が無い品」を売っているあのお店の物だ。
いろいろ研究したが、あれは買いたては「ぬか漬けの味をつける物」だとおもう。
特急ぬか床なので塩味がすごい。
「味をつける物」だから漬物風の味になる。短時間で。
乳酸菌が働いていないから、完全な漬物にはなっていない。(おいしいけどね)
私以外にひぃちゃんのお母さんも同じ見解だった。
なので捨て漬け(屑野菜を漬け続けて、乳酸菌を増やし、塩味を薄くする)を続けてやっといい状態まで持ってきた印の無い品のぬか床に、カマンベールとバジルを漬けているのだ。
この印が無いぬか床は、これにしかない風味があって、これはこれでおいしいのだ。
その風味が乳製品と合う!
加熱処理していない乳製品はぬか床の力にもなってくれるから一石二鳥!
まだやっていないけど、バジルは鉄分が多いから、バジル風味になったぬか床でなすを漬けたら色がきれいなのでは?とか思っている。今度やってみる。
というわけで、私は4つのぬか床をあやつってます(笑)
好き嫌いはあるでしょうが、食べると良い事がいっぱいです。
ここだけの話、生きている乳酸菌たっぷりのぬか漬けを毎日食べて、腸内フローラが整いまくっているのか、大が臭くないのです。驚くほど。
腸内フローラは本当に大切で、がん予防にもなるし、腸内は人の皮膚と一緒だから、ここが荒れると肌もあれるのです。
善玉菌・悪玉菌と、日和見菌という菌が腸に居るけれど、日和見はその名の通り、優勢な方に見方をするから、善玉菌優勢でいないと、崩れ落ちるように腸内環境が悪くなる。
腸は免疫の要。ここが悪くなると体を壊すという事です。
研究では、花粉症などのアレルギーも免疫の暴走だから、腸内環境がいいと暴走を止めてくれるのでおさまるのだとか。(実践して私はほぼ成功してます……一応、私は、ですが)
ひぃちゃんも最後の入院の時、口臭がひどくなって悩んでいたのだけれど、それは食べれていないから善玉菌の餌(食物繊維)が無い上に、菌を殺す薬を投与されているから、しかたないよーと話していた。
善玉菌、大切。ゼッタイ。(語彙力)
あと、眉唾だと思って聞き逃してもらっていいのですが……運動もしていないのに痩せました……。
これも、腸内環境のなせる業かと思っていたりします。
というわけで、今のところのおススメの漬物食材を書いておきますね。←
・太すぎないきゅうり
・れんこん
・長芋
・セロリ
・白菜(浸かりにくいので白い部分をあら塩で少し擦る)
・ヤングコーン
・大根(少し漬けると漬物らしい香りにぬか床がととのう)
・カマンベール
(これを書いている現在のラインナップ)
気になった方は、簡単でしかもぬか床安いから失敗しても飽きても痛手が少ないので、試してみてくださいね~ (なんの時間だったんだろ……)
*** *** ***
この辺りの私のぬか漬け話に興味を持っていただけた方は、ぜひ、魔法のiらんどで公開している、
え?ぬか漬けじゃない?味違いの4つのぬか床を使う私が伝えたい事!
『印が無いブランドのぬか漬けに違和感を感じた人の救済方法』
を読んでみてください。
人それぞれのぬか漬けのセオリーが有りますが、自分流を進化させるヒントに成れたらいいな、と思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます