第286話 大観衆を前にしての初演奏

 アイザックは、科学部の展示をレイモンドとクランに任せて講堂に向かった。

 ピアノの調律などは教師や音楽部の部員がやってくれている。

 アイザックに必要なものは、大勢の聴衆を前にして演奏する度胸だった。


(大丈夫、戦場と違って死にはしないんだ。落ち着け、俺)


 会場はまだ半分くらいしか埋まっていない。

 だが、それは後方部分。

 前方の空いているところはVIP席だ。

 各国の駐在大使も来るし、エリアス達王族や高位の貴族達が座る席が確保されている。

 今年はドワーフやエルフが団体であるし、侯爵家や伯爵家の子供が多いので、生徒の家族も多い。

 その分、確保されている席の数も多く、今はまだ空席が目立っていた。

 開催時間が近付けば、次第に埋まっていくだろう。

 アイザックは観客席を確認すると、控室に戻る。


 人前で演奏するのが恥ずかしいというのもあるが、アイザックが緊張しているのは、それだけが理由ではない。

 周囲に味方がいないせいだ。

 基本的に演奏者は音楽部に所属する者ばかり。 

 そういう者達は横の繋がりもある。

 今まで演奏会で見かけなかったアイザックが参加するのを「コネで演奏会に参加したんだ」と思っていた。

 これはアイザック達のすれ違いによるものだった。


 音楽教師は「みんなも曲を聞いてくれればわかってくれる」と思っていたが、アイザックは自宅で練習をしていた。

 アイザックが「ピアノのない家もあるから、学校のピアノを使って他の生徒の練習時間を減らすのは気の毒だ」と考えていたからだ。

 そのせいでアイザックの曲を他の生徒が聞く事はなく、発表会当日になってしまった。

 しかも、演奏会の最後を飾るトリを任された。


 そのせいで――


 アイザックは実力もなく、権力で出番を確保した。


 ――と思われて、嫌われてしまうのも仕方がない事だった。


 突然、最後に入り込んできたのだから。


 さすがに公爵相手にあからさまな悪意を向けないが、積極的に話しかけてくる者もいなかった。

 そのせいで、アイザックは居心地の悪い思いをしている。

 舞台裏の控室で一人、順番を待っていた。


(それにしても、こんな事になるとは思わなかったなぁ……。前世とは違う生き方をしようと決めてなかったら、絶対断っていたところだ。本当、世の中どこで何が役に立つかわからないもんだ)


 音楽教師に絶賛されている曲は、ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」第一楽章である。

 元々音楽が好きでピアノの練習をしていたのならば、こうして発表の機会を与えられた事を喜んでいただろう。

 しかし、アイザックが「月光」を覚えていたのにはわけがある。


 ――ゾンビのいる洋館に迷い込んだ時、脱出に必要なアイテムを確保するため。


 前世で子供の頃にプレイしたホラーゲームの影響だった。

 だから、弾ける曲はこれだけしかない。

「素晴らしい曲だ」と絶賛されても、新しい曲を用意できないのだ。

 一学期の芸術の成績がイマイチだったので、家族を見返してやろうと思って、調子に乗って演奏したのが悪かった。


(まぁ、本当に役立つよりはマシだけど……)


 ホラーゲームの世界に生まれ変わっていたら、洋館の玄関ホールから一歩も動けなくなっていただろう。

 もし、探索する事になったとしても、早々に死んでいた確信がある。

 練習しても、演奏する事などなかったはずだ。

「妹がプレイしていた乙女ゲームの世界でよかった」と神に感謝しなくてはならない。

 危険はあるものの、今すぐ命に係わるような危険ではないからだ。

 野心さえ持っていなければ、のんびりと田舎暮らしを楽しめていたかもしれないくらいに恵まれている。

「この世界に生まれなければよかった」と後悔するような事はなかった。


 手持ち無沙汰になって暇なので、トイレに行ったり、イメージトレーニングをして時間を潰す。

 しばらくすると、最初の演奏者が呼ばれて舞台に向かった。

「ついに始まった」と思うと、段々と鼓動の音が大きくなっていく。

 戦争の時は逃げる気満々だったので、さほど緊張していなかった。

 これほどまでに緊張したのは、ネイサンとメリンダを殺した時以来だ。

 一人、また一人と控室から生徒が減っていく。

 そして、アイザックと三年生の二人が残った。


「よほど先生に気に入られたみたいですね」


 三年生の生徒がアイザックに話しかけてきた。

 言葉は丁寧だが、やはり好意的な雰囲気ではない。


「授業で一曲演奏しただけなんですけどね」

「その才能の片鱗を見せただけでトリを任されるとは。さすがはエンフィールド公ですね」


 彼はあえてエンフィールド公・・・・・・・・と言った。

「お前は権力でトリを奪い取った」と、わかりやすいくらいの嫌みである。

 アイザックも嫌みだとわかっていたので「先生が勝手にやった事です」と言ったりはしなかった。

 そんな事を言っても信じてもらえない。

 ただの言い訳だと思われてしまう。


「技術はまだまだ未熟なのですが、僕が作った曲を気に入ってくださったようですね。観客にエルフやドワーフの方々も出席するのも影響しているかもしれません」


 こういう時は、理由があったのかもしれないと相手の主張を認める事にする。

 真っ当な説得で否定的な相手の意見を覆そうとしても無駄だからだ。

 教師が絶賛する曲を聞かせて黙らせた方が早い。

 本番前に心が乱されるような事はしたくはなかった。

 三年生は含み笑いをする。


「エンフィールド公のために場を温めておきますよ。前座としてね」


 なぜか彼が立ち上がる。

 すると、同時に控室のドアが開けられた。

 同じ部活の仲間だからか演奏が終わる頃合いがわかっていたらしい。

 最後に嫌な事を言い残していった。


(場が盛り上がるのはいいけど、盛り上がらせすぎるのはやめてほしいなぁ……)


 前の者が素晴らしい演奏をすると、どうしても期待値が上がってしまう。


 ――自分で作曲したわけではない借りものの楽曲。


 評価が下がれば、ベートーヴェンの評価を下げてしまう。

 この世界にはいないものの、彼に申し訳ない気がするので、もっと練習しておけばよかったと後悔する。


(あー、もう無理。ちょっと見に行こう)


 アイザックは控室を出て、舞台袖まで行く事にした。

 演奏を邪魔しないように気を付けながら。

 控室を出た時点で、演奏されている曲が聞こえてくる。

 前世で寝る時に聞こえてきたゲーム音楽に似た雰囲気の曲だった。

 この世界の音楽のルーツは、原作ゲームに近いのかもしれない。

 だからこそ、雰囲気の違う曲が評価されたのだろう。

 アイザックは「だったら俺の美的感覚も認めてくれてもいいのに」と思ってしまう。


 舞台袖には、今までの演奏者や裏方が集まっていた。

 誰もが三年生の演奏に聞き惚れている様子だった。

 アイザックでも聞いてわかるほど上手い。

 音の強弱を上手く使っての滑らかな演奏は、アイザックにはできない事だ。

 演奏技術の高さは少し聞くだけでもよくわかる。

 客の反応が気になり、垂れ幕の隙間からこっそり覗き見る。


(うわぁ、満員だ)


 第一印象は、客席が埋まっている事への驚きだった。

 エリアスやジェイソンの姿もあるので、とんでもないプレッシャーの中演奏する事になる。

 今からでも逃げ出したい気分になっていた。


(いや、でもケンドラも来ている。さすがにみっともない姿は見せられないな)


 学生の家族が来るという事は、当然アイザックの家族も来るという事だ。

 ネイサンが生きていれば、アイザックも入学前に両親と共に見学に来ていたかもしれない。


(あっ、やっぱりパメラもいるな。これは頑張らないといけないぞ)


 ウィンザー侯爵家の面々と共に座っているパメラの姿を確認すると、アイザックはさらにやる気を出す。


 ――彼女の前で良いところを見せたい。


 そう思うと、最後までやり遂げようという気分になった。

 他にはアマンダの姿があっても、フレッドの姿がない事に気付く。

 出席は強制ではないし、部活の発表もあるので音楽に興味があるかどうかの違いだろう。

 ティファニーは子爵家なので、座席を確保しているとしても後ろの方。

 その姿は確認できなかった。

 知っている者の中で見つけられたのは、色々と目立つジュディスだけだった。


「アイザックくん、大丈夫だよ。君は普通にあの曲を演奏するだけでいい」


 アイザックの存在に気付いた教師が小声をかけてきた。

 不安になって様子を見にきた事に気付かれたらしい。


「先輩の演奏のあとだと不安ですね」

「大丈夫だ。君の曲は音楽に興味がある者には技術を超越する感動を与えられる。自信を持って」

「はぁ」


 アイザックは気の抜けた返事をする。

 その態度が気に入らなかったのか、周囲にいた生徒がアイザックに好意的ではない視線を向ける。

 もしかしたら、普段は人を滅多に褒めない教師なのかもしれない。

 それだけに、アイザックが絶賛されるのが面白くないのだろう。

 気まずくなったので控室に戻ろうかと思ったところで演奏が終わった。

 彼の演奏に会場が割れんばかりの拍手が送られる。

 エリアスも大きな拍手を送っているので、やはり一流と言っても過言ではないレベルの演奏だったのだろう。


(俺を前座にしてほしかったな……)


 最後の最後で会場が冷めさせるような事は避けたい。

 とんでもない事を引き受けてしまったと、今更ながら後悔する。

 だが、パメラの前。

 ケンドラの前である以上逃げられない。

 アイザックは覚悟を決める。


「じゃあ、名前を呼んだら、ピアノの前まで行って一礼。それから、演奏を始めてください」

「はい」


 音楽教師が舞台に出て行く。

 入れ替わりに舞台袖に戻ってきた上級生が、アイザックに向かって満面の笑みを送る。

「盛り上げてやったぞ。さぁ、お手並み拝見だ」とでも言いたいのだろう。

 アイザックは、引きつった笑みを返した。


「皆様、最後はあのアイザック・ウェルロッド・エンフィールド公爵です。技術はまだ未熟なれど、その作曲センスは一世を風靡する素晴らしいもの。音楽史に残る名曲をお聞きください! さぁ、どうぞ!」


(こいつ、生徒を育てる数よりも、プレッシャーで潰す数の方が多いんじゃないか?)


 アイザックは、ついそんな事を考えてしまう。

 だが、音楽部からは宮廷楽士になる者も輩出されている。

 それくらい厳しくないといけないのかもしれないと思うと、絶対にダメだとは言い切れなかった。


 アイザックは舞台に出ると、キョロキョロとせずにピアノのところまで一直線に向かう。

 挙動不審になると目立つからだ。

 貴族達に良い印象を与えておきたいアイザックは、堂々とした態度を意識する。

 ピアノのところに着くと、うやうやしく観客席に向かって一礼をした。


(演奏を聞きに行く時は、小声でも話すのはやめよう)


 観客席からボソボソと何かを話している気配を感じる。

 どんな話をされているのか気になって、余計にプレッシャーを感じてしまう。

 これも演奏する側になってわかる事だった。

 だが、アイザックが演奏を始めると、そんな声は聞こえなくなった。


(演奏中はマナーを守るのか。それとも、話にならないと唖然としているのか)


 演奏中であるにもかかわらず、アイザックはそんな事が気になってしまう。

 ほんのわずかな雑念が演奏に影響を与えるほど上手くはないので、こんな事を考える余裕があった。


 彼らが静かになった理由は、演奏が終わった時にわかった。

 皆が立ち上がり、アイザックに盛大な拍手を送り始めたからだ。

 その反応を見て「他人の楽曲をパクって、評価を落とさずに済んだ」とアイザックは胸を撫で下ろす。

 アイザックは一礼をしてから、舞台から立ち去る。

 舞台袖に戻ると、アイザックの前に演奏していた上級生が話しかけてきた。


「なるほど。あれを聞かされれば、先生がアイザックくん・・・・・・・に出番を用意したのも理解はできる。失礼な態度をとって申し訳ない」

「いいんですよ。演奏技術は先輩とは比較にならなかったでしょう? 偶然、良い曲が思い浮かんだだけなので、最後は先輩が飾るべきでした」

「いや、あの曲こそ演奏会の最後を飾るべきものだった。まぁ、確かにもう少し演奏が上手ければと思いもしたけど」


 彼の言葉に、他の演奏者達もうなずいて同意する。

 音楽に携わっている者だけあって、いいものを聞き分ける力があるのだろう。

 名曲と呼ばれるものは、世界を越えて通用するようだった。


「僕は宮廷楽士になる事が内定している。先に王宮で待っているよ」


 上級生がアイザックに手を差し伸べる。

 アイザックは彼の手を握り、握手によって和解が行われた事を証明した。


「僕は政治方面の進路を考えているので、王宮で会うとしても違う立場でしょうね」

「そういえばそうだった。けど、その才能を埋もれさせるのはもったいない。作曲だけは続けてもらいたいね」

「何か思い浮かべば、といったところでしょうか」


 アイザックは曖昧な笑顔を浮かべて誤魔化す。

 ベートーヴェンの曲で他に知っているのは、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」だけだ。

 しかも、出だし部分のちょっとだけ。

 作曲しろと言われても、なかなか難しいところだった。


「アイザックくん、凄くよかったよ。陛下が君と話したいとおっしゃられている。このまま陛下のもとへ行ってくれないか」

「陛下が? わかりました」


 音楽部の生徒達に軽く会釈をしてから、アイザックは観客席に向かう。

 アイザックが姿を現すと、もう一度拍手が送られた。

 エリアスは立ったままアイザックを出迎えた。


「素晴らしい曲だった。まさか、政治や戦争だけではなく、芸術面でもこんな才能を持っていたとはな!」

「僕もアイザックが芸術方面にも才能があったなんて知らなかった。君には本当に驚かされるね」

「ありがとうございます」


 ジェイソンもアイザックの事を褒める。

 彼らだけではなく、エルフ大使のエドモンドも声をかけてきた。


「昔から様々な曲を聞いてきたが、あんな曲は初めてだ。だが、それだけに惜しい。あんな風に楽譜通りに・・・・・弾ければいい・・・・・・という演奏ではもったいない。もっとフットペダルを使って音に深みを持たせれば、より感動的な曲になるというのに!」


 彼は昔から音楽に興味があったらしい。

 アイザックの未熟さを見抜いていた。

 だが、さすがに曲が弾ければいい・・・・・・・・と考えている理由までは見抜けなかった。

 それもそのはず、前世ですら理解してくれる者はいなかったからだ。

 この世界に「洋館から脱出するため」と言って、理解してくれる者がいるはずがない。


「一人で酒を飲む時に聞きたい良い曲だった。それでいいではありませんか」

「あなた方は、いつもそれだ。酒を基準に考える。音楽というものは――」


 ドワーフ大使のヴィリーが口を挟むと、エドモンドが反論する。

 すると、ヴィリーも「酒をより楽しむ方法として音楽を利用して何が悪いのか」と言い返した。

 彼らの間で、音楽論が語られ始めた。


「よくやった。良い演奏だったよ」

「人前で初めて演奏するからか緊張を感じられたけど、最後までやり遂げたのは立派だったわ」

「おにいちゃん、かっこうよかった」


 両親と妹が褒めてくれた。

 それが何よりも嬉しかった。

 曲に関しては何度か家族に聞かせているので、改めて言及してはこなかった。


「大臣や将軍としての才能だけではなく、芸術家の才能まであるなんて。どれだけ神に愛されているのかしら」


 パメラの母親であるアリスも話しかけてきた。

 彼女は感心を通り越して呆れている。

 それは夫のセオドアも同様だった。


「どこまで凄いんだ。本当に……」


 彼は「アイザックと同世代だったら劣等感を覚えていただろう」と思っていた。

 それほどまでに、才能の差を感じている。

 世代が違うからこそ「凄いのが出てきたな」と客観的に見ていられた。


 ――そして、パメラは。


「あの、今の曲はエルフやドワーフと付き合って知ったりしたんですか?」


 アイザックが演奏した曲に興味があるようだった。


「いえ、これは天啓……とでも言うんでしょうか。脳裏に浮かんだ曲ですよ」

「では、何かのメッセージ性が含まれていたりとかするのですか?」

「メッセージ性は何もありませんよ。ただ思い浮かんだ曲を演奏した。それだけです」

「そうですか……」


 パメラがあからさまにガッカリしたような表情をする。

 そこでアイザックは、自分の失敗に気付いた。


(あぁっ! そうか、きっとパメラは「あなたのために作った曲ですよ」とか「好きな人を思っていたら浮かんだ曲です」とか言ってほしかったんだ! ポイントを稼ぐチャンスを逃しちゃったなぁ……。でも、それでよかったんだ)


 仮に思いついていたにしても、人前でパメラに「あなたのために作った」などとは言えない。

「好きな人を思っていた」と言っても、周囲に「誰が好きなんだ?」と聞かれて困る事になる。

 自分の気の利かないところを悔やむが、同時に助かった事も理解していた。


(今度会った時に、好きな人を思って作ったって方向で話しておこうっと)


 人目のないところなら話してもいいはずだ。

 ただ想い合っているというだけではダメなはずだ。

 結婚まで考えるなら、ちゃんと仲を深めていかなくてはならない。

 今まで接触できなかった分、今のうちに仲良くなっておかねばいけないと感じていた。


「アイザックくん、最高だったよ! 音楽にあんまり興味のないボクでも、また聞き入っちゃった」

「ありがとうございます」


 アイザックの考えを、アマンダが中断させた。


「ところで、知っているかね? 我がウォリック侯爵家は宮廷楽長も輩出している芸術にも縁のある家柄なんだよ」

「そうなんですか」


 ウォリック侯爵がさりげなく「アマンダと結婚しないか?」アピールをしてくるが、アイザックは軽く受け流す。


 それから他の貴族達にも声をかけられて、アイザックは応対に追われる事となった。

 芸術面でも顔を売る事ができ、芸術に傾倒する者の高評価を得られた。

 演奏技術は音楽部の生徒に比べて低いものの、曲の力で押し切った形である。

 ただし、その分だけ次の曲を求められた時のハードルが上がる事になるので、良い事ばかりではない。

 だが、今のアイザックは「パメラに捧げる曲を作った」と言えるネタができてよかったと思っているだけだった。

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