第2話 スキルの確認と冒険者
家を出て2日ほど経った。
今日は王都に向かう途中にある村、ガルド村に立ち寄っている。
明日の朝出発し、昼過ぎに王都に着くであろう。
村の衛兵に挨拶をし宿に向かう。
部屋に荷物を置き森に向かいスキルの確認をする。
ステータス調整!
まずは運の78の50を俊敏性と攻撃力に25づつ振ってみる。
は、早いしすごいパワーだ、、、
これはかなり強いスキルなんじゃないか?
初期ステータスが高い俺にとって、何かのステータスを犠牲にすれば相当な強さになるぞ。
まてよ、この50を、レベルに降ればどうなるんだ…?
人間の限界レベルは100とされており、昔召喚された勇者が超成長という固有スキルと勇者の職のおかげでレベルが上がりやすくなり到達したと言われている。
さらに今、この国で活躍しているSランク冒険者の賢者マーリンはレベルが63とかなんとか。
もし50をレベルに振れれば一気に強くなれるぞ?
と、言うことでレベルに降った結果…
アルト Lv.58 12歳
攻撃力 19
防御力 17
俊敏性 15
知力 15
器用さ 20
運 28
スキル 剣術Lv.03
体術Lv.02
固有スキル
ステータス調整
って、レベルは上がってるけどステータスは変わらないか、流石にそんな都合いいことないよな笑
器用さ、運を俊敏性と知力に割り振り、軽く素振りや薬草採取をしてから宿に帰った。
次の日、村を出て王都に向かっている途中、オークに襲われている馬車を発見する。
急いで助けなきゃ!
ステータス調整を発動し俊敏性と攻撃力を多めに振り突撃する。
あっという間に倒し、安否を確認する。
「大丈夫でしたか」
「ああ、ありがとう、、本当に助かったよ、、私はサラン商会のサランだ、いつもは護衛をつけているんだが、ガルド村と王都の間は安全だからと付けなかったんだ、本当に助かるよ」
「そうだったのですね、無事で良かったです。僕はアルト、冒険者になろうと王都に向かっているところです!」
「おお、そうだったのですね、よければ護衛も兼ねて王都までご一緒しませんか?
私は仕事があるので報酬と、娘に街の案内をさせるので」
「それは助かります、ぜひお願いします!」
そのまま俺は馬車に乗せてもらい王都や商人についての話を聞き街に着いた。
ここが王都、、、そこには30メートルはあるであろう大きな道路、正面に大きな城、城下町にはたくさんの家やお店が立ち並んでいる。
そのままサラン商会まで向かい報酬に大銀貨5枚(5万円ほど)をもらい、サランさんの娘、マリンさんに街を案内してもらうことになった。
おすすめの宿、武器屋、雑貨屋、冒険者ギルドを案内してもらい、お礼を言い冒険者ギルド前で別れた。
さ、入るぞ、冒険者ギルド!!!
と、扉を開けると思ったより中は綺麗し柄の悪そうな人はいない。想像では冒険者に絡まれるってのがテンプレだと思ってたんだけどな…笑
「こんにちは!」
「こんにちは、本日は依頼でしょうか?買取でしょうか?」
「冒険者登録をしたいのですが、、、」
「冒険者登録ですね、こちらに記入お願いします、書けない場合は代筆いたしますので!」
俺は名前と職業、この場合、剣士と書いておいた。を記入し提出し、冒険者となった。
冒険者はFランクの見習いから始まり、薬草採取の依頼、ギルドなどの公共施設などの掃除の依頼をクリアすることでEランクになり、最高はSランクまである、Sランクはたった2人しかいないのだが。
Bランクになると上級冒険者と言われ指名依頼などが行われるようになり、Cランクで中級、Dランクで下級冒険者と言われるそうだ。
まずはCランクを目指すかな…
ちなみに王都に向かう途中に倒したオーク6体の素材はサランさんの魔法の鞄で冒険者ギルドに運んでくれていたらしく、その報告とお金の受け取りを行い、宿を取りその日は睡眠をとった。
ちなみに、オーク6体の討伐はBランク級に当たるとか当たらないとか、、、なんてね笑
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