存在宣言・フラグメント

仲仁へび(旧:離久)

欠片01 姉さん!



 俺は姉さんに声をかけるぞ。

 聞きたい事があるからな!


俺「おーい、まくらの姉さん!」

姉さん「何だ、あんぽんたん」


俺「そりゃねーよ、姉さん! シロとクロ見なかった?」

姉さん「ふむ、見てないが」


俺「じゃあ、夫妻は?」

姉さん「そちらも見てないが、何かあったのか?」


俺「いや、別に大した事じゃないんだけどよ。教師がプリント配り忘れたっていうから、俺が配ってまわってんだよ」

姉さん「なんだ、まともなよ用だったのか、てっきりくだらない事かと思ったら」


俺「そりゃねーよ、姉さん! 俺だってたまには真面目な事するっての」

姉さん「いつもは不真面目だと言っているようなものだぞ」


 まくら姉さんは俺に厳しいんだよな。

 俺はこんなにも姉さんになついてるってのに!


 姉さんはすごく頭がいい。

 だから困った事がある時は、俺はいつも姉さんに相談している。


俺「なあ姉さん。人間を一人増やすのってどうやったらいい?」

まくら「うん? 闇落ちかな」


俺「ホムンクルスとかそういうファンタジーな事じゃないって」


 俺は彼女の事について、ちょっとしたことを思いついたので姉さんに相談する異にした。


 それは、きっと俺達以外だれも喜ばない事だ。


 もしかしたら、本音をこぼした彼女だって、そんな事は喜ばないかもしれないな。


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