12.ナレーターはバッドエンドにしたい

ナレーター「夕暮れ時、誰もいない教室、彼は彼女を待っている…彼は鼓動が早くなるのを感じていた」

男「ぁあ、やばい緊張する」

ナレーター「時間が1分…1分…と経つにつれ彼の鼓動は早くなっていく」

男「落ち着け俺、落ち着けまだ彼女はいないんだ」

ナレーター「約束の時間まであと3分」

男「よし、心の準備はできたぞ‼︎頑張るぞ」

ナレーター「彼は手に汗を握る、約束の時間まで残り1分」

男「やばい、鼓動がうるさい、心臓が飛び出そうだ、この気持ちを彼女に早く伝えたい」

ナレーター「しかし、彼女は約束の時間になっても来なかった。後に、このことを彼女から聞いたら、『私、あの人タイプじゃないから』と言ったそうだ、その後彼は、何日も寝込んだそうだ」

男「って、こんな話あるかぁ!お前の妄想に俺を巻き込むなぁ!」

ナレーター「えーつまんないじゃん♪」

男「妄想するならせめてバットエンドじゃなくてハッピーエンドしてくれよ!」

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