好きだとか嫌いだとか

始まりはもっとシンプルで

その頃それは幸せな事だった


自分を嫌いになってからというもの

幸せがなんだかわからなくなった


過去から脱却できてないのは僕だけで

置いていかれそうで怖くて


自分を守るためにそれをやめた


大きくなるに連れて膨れていった窮屈な感情は

きっと僕自身が撒いた種が成長していったのだ


育て方が下手くそだった僕はどうやら

注ぐものを間違えてきたらしい


本当は誰よりもひとを好きでいる事に飢えているはずなのに

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る