Day16 水の ~三番街・海岸~
雲海に慣れ親しんで育った身には、「水の海」というものに違和感を覚えてしまう。
寄せては返す青い波も、足下の砂をさらっていく塩辛い水も、何もかもが新鮮だ。
「こういう『海』の方がありふれてると思うんだけどなあ」
「世界は広いってことさ」
そう、この海のように。
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