Day19 クリーニング屋

「またか」俺は舌打ちした。クリーニングに持ち込まれる衣類のポケットには時折、訳の分からない物が入っている。例えば、折れた歯が数本。何かのまじないか? 或いはどんぐりがぎっしり。気づけよ。「はあ」俺は血塗れの小刀をつまみ上げると、保管棚に仕舞った。

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