Day17 流星群
お目当ての流星群が現れず、随分前から二人の会話は途切れがちで。「あ」彼女が声を上げた。「紙飛行機に人が乗ってる」一拍の後、僕は噴き出していた。気を遣うにしてももっと他にあるだろう。けれど、そんな彼女が愛おしくて。睨みつけてくる彼女の手を、僕はそっと握った。
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