01-01-02 三皇 伏羲氏

 ここから、いわゆる三皇五帝さんこうごてい


 そのはじめは「伏羲ふくぎ」氏。

 風姓、木德の王。「ちん」に都した。


 初代は「庖犧ほうぎ」。蛇身人首。えきの、いわゆる八卦はっけを始める。嫁取り儀式、文字や漁のしかたも編み出した。いけにえの捧げ方や調理の方法も編み出したことから、庖犧と呼ばれた。


 二代目は「女媧じょか」。音楽を生んだ。

共工きょうこう」とともに「祝融しゅくゆう」と戦ったが敗北。怒りのあまり共工氏が死ぬと天地が荒れ狂った。

 荒れ狂った天地を整えるために女媧は五色の石を練って天を補い、ぜいの足を斬って四極を立て、蘆の灰を集めて洪水を押しとどめた。

 女媧の死後十四人の王を経て、「炎帝えんてい」に王位を譲った。



蒙求もうぎゅう

女媧補天じょかほてん 長房縮地ちょうぼうしゅくち

 ここにもある内容が、後漢書ごかんじょの「費長房ひちょうぼう」と、天地で語るためにセットにされている。いや女媧さん地も整えましたよね……?

 ともあれ縮地とは地脈の伸縮を自在に操って移動する能力。つまりワープ。なんかどっかの漫画で聞いたことありますね?

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