第482話 近代社会における消えない誤解

私は最近Amazonプライムの海外ドラマ「TEH BOYS」と言う


スーパーヒーローたちが活躍する現実社会を描いたものであるが、


実は多数いるスーパーヒーローたちは悪事も働いているという設定である。


この海外ドラマは2019年のドラマであるが、私は1シーズンの三話目で、


毎回どのドラマを見てもそうなのだが、これほどまでにネット社会が広まっても


西洋と東洋の隔たりが低くなる事も、無いのが不思議で仕方がない。


おそらくは、それらの意識の差が、大きすぎる為だと私は思うが、


この三話目であるスーパーヒーローの一人である海を制するヒーローが、


「友達であるイルカが、海底でこのトランクを見つけた」と言った後に、


「イルカは知的生命体だ。日本では毎年2万頭も狩られている」と言った。


本来はクジラなのだが、この海外ドラマは既にシーズン3までAmazonプライムに


出ている。


これは我々にも言える。我々からすれば白人と黒人社会はリンカーン大統領が


奴隷解放してから150年以上たっているが、現実社会では違う。確かに奴隷は


解放されたが、その白人と黒人の隔たりは、我々の理解をゆうに超えている。


ネット社会になっても、人の気持ちが変わる事は無い。ネット社会といっても


所詮は人間が軸になっている。


よく海外で言われる事は「絶対に宗教の話は持ち出すな」タブー的な言葉であるが、


日本人の多くはそれを理解できない。それは日本人は基本的に無宗教者が多いからだ。安易に触れられる問題では無い事が、ネットでも分からない事は多数ある。


これが現実だ。ネットだけに囚われず、外の空気を吸えば色々分かる事もある。


私は昔から、色々な海外ドラマを見て来た。映画も同じく見て来たが、


事実と勘違いは絶対的に存在する。それは時代が進んでもだ。


実はハリウッド映画などで、よく日本の話や敵なども出て来るが何とも言い難い。


キアヌ・リーブスのアクション映画「ジョン・ウィック」の何作目かは忘れたが、日本人の敵が登場した。我々日本人からすれば、いやちょっと違うんだけど、と言いたくなるようなシーンもある。


我々も海外の事をほんの一部しか知らない。現実とネットには大きな情報社会であっても差が生じられるのをよく目にする。


しかし、イルカを2万頭殺していると日本人は世界から思われているのは何とも言えない。


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