第407話 イマヌエル・カント

“幸福とは理性の理想ではなく、想像の理想である”



彼を語るには難しい為、この言葉を伝える。


まず幸福の意味から見ていく。幸福とは人それぞれに違いがあるものであり、


簡単に幸せ=幸福とはならないものだ。


そして理性とは、道理を基にして動向する判断能力である。


理想とは、人それぞれが考える、最も完全なものや人のことである。


想像とは、実際には経験していない事柄などを推し量ること。また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと等である。


これらの言葉から導き出される意味を要約すると、



幸福とは、道理から得られる思考が出す答えでは無く、

実際に知覚で感じ取った事の無い物事を、心の中で思う事が、幸福であると。



しかし、実際は想像は実際に体験した物では無い為、多くの予想外な事を


知る事になり、そこから再び修正は必要となるだろう。


あくまでも要約で説明したが、本来は非常に強い意志や思想、等が絡んではいるが、


幸福というものは何かをまずは知る事が大切である。


人によっては傍にいるだけで幸福だと言う人もいるほど、幅広い幸福が現実には


存在する。それは心が満たされる幸福である為、本物の幸福とも言える。

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