第226話 エレン・グラスゴー

“真実を語ろう。その結果どんな結末を迎えようとも”



それが難しい事は、私は体験済なのでよく分かる。


それがどれほど大変な事かも、知っている。


私は中学生の頃、生命保険をかけられた。


真実は時に残酷だ。そしてそれが真実だ。


真実を受け入れる時や聞く時には、覚悟を決めたほうがいい。


何故なら、多くは自分が考える以上の出来事だからだ。


つまりは助ける手段もなく、助ける言葉も出せないからだ。


それ相応の少なくても、リアルで百人程度から相談された人や


皆が認めるほどの人ではなければ、言った後、縁すらも切る相手が多いからだ。


本当の真の真の真実は、自らを狂わし、自分を否定し、この世をも否定する。


それは時間が解決できないレベルの地獄の底にいる気分だ。


私は私に起きた事を何度か分析した。分析したが私では答えは出せなかった。


あくまでも三人称視点から見て、何度も挑戦したが答えは無かった。


何とか復活の兆しが見えだしたから、文章を書けるようになった。


とりあえず、走り出さないといけないと思ったからだ。


行先は知らないが、ゴールもない道をひたすら走っている。


“真実を語ろう。その結果どんな結末を迎えようとも”


この言葉の裏には、考えの及びもつかない結末を迎えようともと

言っている。それは人間を狂わせるほどの意味を持つ。

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