114 イベントが終わったら… その8 ~誰が1級フラグ建築士だ!w~
イベント報酬のプレートを付けて買い物したら、同じ商品を買った時だけ割引率が人数分加算されてた罠(尚、経験値やドロップ率は不変の模様)
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- 最近、視線を感じるの -
「ねぇ…あれ…」
「お、あれって…」
最近、妙に視線を感じる。
いや、別に自意識過剰って訳じゃないよ?
今だってすれ違った人たちかが、こちらを見ながらひそひそと内緒話の声量で喋ってるし…
(いや、白チャの会話ログにばっちし残ってるんですけど?)
ちなみに、白チャは一定距離を離れると聞こえなくなると判断されて会話ログにも残らなくなる。吹き出しあり設定にしてると、思い切り吹き出しに会話が書かれてるので見えるんだけどね?
(内緒話ならパーティチャットか
そうすれば会話ログにも残らないし妙な勘繰りをされることもないし…ちなみに喋ってた内容は様々だけど、
「おい!あれって魔王イベントで魔王ぶっ斃したパーティの子じゃ?」
(そうですが何か?)←喋ってないので伝わらんてw
「うそっ!…あの子、アンたちのアンって子よね?…あんなにちっちゃいのに魔王を…?」
(何故顔バレしてるの!?…ちゃんと名前見えない設定になってるよね?(汗汗))
「おおう…あれが魔王の双子ちゃんかっ!?…ちっちゃ可愛いでゴンス!」
(ゴンスってw…つか双子違うし!!)←初登場時、アンのアバターを用いてる影響で似てるだけ
「どしたアン?…何か疲れてないか?」
「いや…何でもないよ?」
※普通に相手の名前を名前呼びしてるのでバレてない方がどーかしてると思うw
・
・
「さて…外界南街の海水浴場なんだが…どうも外れの方に洞窟型のダンジョンがあるって情報を得たんだ。行ってみるか?」
「うーん…洞窟型はいいとして海と隣接してるんでしょ?」
「そうだな…何か問題があるか?」
ザックがそう切り出すと、ミーシャが難色を示す。
「満潮になると水没するとかって可能性は?」
「まぁ…潮の満ち引きがあるかどうか不明だが…半分水没程度ならあるんじゃないか?」
一応、夜空には月が1つどころか5つ程見えてるんで満潮だと水没くらいするんじゃないか?…って程には満干の差が激しいらしい(だから、「うみのいえ」はかなり奥まった場所に建てられていた)
「だいじょーブイ!…みんな、あれを忘れてるでしょ?」
「「「あれ?」」」
はぁ…と嘆息したアンがアイテムボックスから使い残しの飴玉を取り出して見せる。
「あ…あぁ!…あれかっ!」
「あれ?」
「ほら…あれだよあれ!」
「あれあれ詐欺?」
「ちゃうわっ!!」
ザックとミーシャが即興のコントを披露してる間、リンは飴玉をタップして詳細を表示させていた。
【
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◎錬金術スキルで作成可能(特殊効果を持たせなければ調理スキルでも可)
◎口に含み、舐めると呼吸できる空気を発生させる飴
◎効果時間は、通常素材のみなら1時間程
◎錬金術スキルで追加効果を付与すると、時間延長や各種効果を追加できる
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「…成程」
うんうんと頷いたリンは
「空気飴をちょうだい」
…と、両手を添えて待機しており、
「じゃあこれ…」
と、苦笑いのアンから6時間効果時間延長の青い空気飴を貰っていた(2つもあれば十分だろうということで2つだけ。ちなみに青いけど爽やかなミント味だったらしい)
「「何故リンだけ?…俺(あたし)にもちょうだい!」」
…と、ザックとミーシャも我先にと迫って来たので…ビビったアンが後退りながら2人にも2つづつ青い空気飴を渡したのであった…(アンの分?…無くなったので出発準備の最中に創ってました…もしものことを考えて、20個程…)
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フラグ?…いえ、アンはフラグ建築士ではありませんので…(苦笑)←怪しいw
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