05:現代ジャンル指定を入れて04の続き

 私たちはいつまでも手を繋いでいた。

「そうだ、あなたの名前を教えてよ」

彼女は唐突に言った。

私は首を傾げた。

「名前?」

「うん、あなたの」

彼女は笑顔のままで、私の返答を待っていた。

私は少し考えて、それから口を開いた。

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