100話後に書籍化する百合ラブ告白キュンキュン140字小説
冬寂ましろ
第1話 好きと伝えたいけれど、そうとは言いづらいとき
彼女と私は夜道を歩きながら話していた。
「好きと言わずに好意を伝えるのはどうしたらいいんでしょうね」
「ゲームにしてみようか」
「うーん、月がきれいですね、とか?」
「愛してる」
「え?」
「好きとは言わない。でも愛してる」
「それは…ちょっとずるい…」
ようやく手をつなげた。
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