折り鶴シャワー

足元に転がってきた折り鶴様

紙の重さでカドが当たる

嫌だ嫌だ

なんでこんな行事があるんだろう

誰が折り紙を折っているのだろう

夫婦二人は笑っているけれど

こんな行事があることを知らない人は

ビックリした顔しながら投げている

降り注ぐのが常なのに

誰かが顔に向けて投げていた

笑っている

嗤っている

誰とも知らぬ人が折った鶴で

夫婦円満を唱えている

それを嗤う人がいる

これは本当に祝いなのだろうか

本当に二人を想っているのか

分からない、なぜか嬉しく感じない

なんなら花が良かった気がする

ほら、誰かが折り鶴を踏んだ

新郎が踏んだ

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