冬の風物詩

乾燥落ち葉で笛の音鳴らす

コミカルステップで

道を歩く

そんな不自由な自由の中

何度も踏んづけては

世の中に溶けこんだように

舞台の上なんだ

そんな裁判では罪になる

一生もので

囚われた日々、そして朝日

木の板に描かれた太陽に

敬礼をして今日もこなす

生きる以外の指示はなし

絞首台の輪っかに重なる

遠い自由だ


寒さに身体を震わせ

落ち葉を踏み

季節感じては

もう終わりだと心が言うの

世間の移り変わりに

ついて行けるように

走りながら肺を痛めて

木の板を踏み続け

これで自由なんだ、と

太陽を無視して影に飛び込む

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