第28話 隙間
棚と壁の隙間に何かいる。埃をかき出すつもりが、キュムッとした手応えがあり、にわかに緊張が高まった。ハンカチではない。ぬいぐるみにしては弾力がある。いやいやと、手応えが震える。悲鳴をあげて、埃取りの小さなモップを離してしまう。小さな何かはくしゃみをして、サッと他の物陰に移り逃げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます