117「あかい月」



皆既月食と天王星食という


442年ぶりのレアなタイミングで


赤く染まった月をみていると


たくさんの人も同様に


同じ夜空を見上げ、まあるくてあかい不思議な月を見ているのにきづく


普段はあまり


夜空を見上げることもなく


日々の生活に追われている


そんな中で


こんなふうに、空を見上げる時


自然の美しさに


心震える


目の前にある


当たり前の日常が


本当は貴重で


美しく


輝いている事にきづく


同じ夜空は二度となく


同じ時も二度となく


今、この瞬間も


通り過ぎていくからこそ


今ここにいる事を味わいつくす


今回のような皆既月食と天王星食は、次の機会は遥か先で


しかも日本で同じように見られないかもしれないし、


今の私は


もう、見れないのだから


そのように


当たり前に見える


今この時を


味わい愛でる


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