第11話 雨って降るんだ

市街地を抜け、大きな交差点へ。

急に寂しくなる街並み。辺りを暗闇と認識するのと同時に寂しくなる街並み。

体感的には急に別次元にさまよいこんだ間隔を覚えました。

また、渋滞も緩和され、周りの車のスピードも上がり、このバイクには辛いスピードに。

もし、カーナビがあれば休憩を促される時間を迎え、疲れたーって叫びながら寒さに震えながらなんとか進みます。

寒さのせいか、疲れのせいか、13年振りのせいか、キープレフト出来ずフラフラ。

時に幅寄せされながらの追い抜きの車に驚きながら進みました。

私が遅いから悪いのかも知れませんが、ホントあおり運転って多い。

テレビで見るような悪質なものはあまりないですが、軽い幅寄せや、車間詰められるのは、5車に1台ぐらいはしてきます。

まあ、60キロ以上出ないこのバイクが、山道を通勤ラッシュ時に走ってたらしゃーないか。。


追い越される時の風が冷たい。


疲れ、寒さ、暗さ、老い、風。

これはなかなかの試練じゃん。とか、のんきに思っていたその時、


ポタリ


ポタリ


ポタリ


えー忘れてた。

雨って降るんだ

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