赤ん坊と両親

目を覚ましたら、赤ん坊になっていた。


ん?ん?ん?


なぜ、赤ん坊になってる?


わからん。


まあいいや。思考放棄しよう。夢かもだし。


手が動かない。目が開かない。


もちろん、歩けない。


体が重い。


何語かわからんが、

話している声は聞こえる。


なんか疲れた。もう寝よう。


zzzz....zzz



____________________


目を覚ますと、歌声が聞こえる。


心地よい音色だ。


また寝そうだ....


ぐぅぅ...


腹減った。


どうしよう...


「うわぁぁぁん、うわぁぁん」


感情が抑えられない...


「adjgptydj」


何かを話しかけられ、口元に柔らかい粒

を当てられた。


生物としての本能から、

この女の人は敵ではないとわかる。


そして、この粒からは、

まろやかでクリーミーな

とても美味しそうな匂いがする。


ガブっ


ちゅーちゅーちゅー


「weptajww」


何言ってるかわからん。


しかし、これは美味い!微かな甘味が...


げぷっ


なんか眠くなってきた....



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赤ん坊の両親side


この子が産まれてから、

一回も泣かなかったから、

心配してたけど、泣いて良かった。


「この子が泣くの見て安心しました。」


父親も頬を緩め、満足そうに頷き同意した。


「うむ。元気な子だ。

 それにしても、凄い勢いで吸っていたな」


母親は苦笑しつつ、同意する。


「ええ...」


父親は最後にもう一度だけ、

寝ている息子の顔を眺め、

威厳に満ちた顔つきで一言呟いた。


「ヨハン。お前は我が侯爵家次期当主だ。

 元気に育てよ。」


____________________


書き続けるかは、

コメント、いいね、フォロー次第で

決めるので、宜しくお願い致します。

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