赤ん坊と両親
目を覚ましたら、赤ん坊になっていた。
ん?ん?ん?
なぜ、赤ん坊になってる?
わからん。
まあいいや。思考放棄しよう。夢かもだし。
手が動かない。目が開かない。
もちろん、歩けない。
体が重い。
何語かわからんが、
話している声は聞こえる。
なんか疲れた。もう寝よう。
zzzz....zzz
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目を覚ますと、歌声が聞こえる。
心地よい音色だ。
また寝そうだ....
ぐぅぅ...
腹減った。
どうしよう...
「うわぁぁぁん、うわぁぁん」
感情が抑えられない...
「adjgptydj」
何かを話しかけられ、口元に柔らかい粒
を当てられた。
生物としての本能から、
この女の人は敵ではないとわかる。
そして、この粒からは、
まろやかでクリーミーな
とても美味しそうな匂いがする。
ガブっ
ちゅーちゅーちゅー
「weptajww」
何言ってるかわからん。
しかし、これは美味い!微かな甘味が...
げぷっ
なんか眠くなってきた....
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赤ん坊の両親side
この子が産まれてから、
一回も泣かなかったから、
心配してたけど、泣いて良かった。
「この子が泣くの見て安心しました。」
父親も頬を緩め、満足そうに頷き同意した。
「うむ。元気な子だ。
それにしても、凄い勢いで吸っていたな」
母親は苦笑しつつ、同意する。
「ええ...」
父親は最後にもう一度だけ、
寝ている息子の顔を眺め、
威厳に満ちた顔つきで一言呟いた。
「ヨハン。お前は我が侯爵家次期当主だ。
元気に育てよ。」
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書き続けるかは、
コメント、いいね、フォロー次第で
決めるので、宜しくお願い致します。
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