第54話神様は見てる

うちの店の狩人はあいも変わらずお盛んです。ずっと狩りをしていました。多くの人を悲しませていました。正月からいかに自分が狩りをしているか僕に自慢げに聞かされていました。狩人は今兼業の工場を辞め近所の同じ看板のコンビニで週二で働いている。その店は2階に飲食スペースがある店なんだ。そして今日狩人はその店の2階から転落したのだ。足を骨折しギブスをはめしばらく働けなくなったんだ。僕は思いました。神様は見ている。神様はいるんだって。やっぱり人に対して不義理をしたらダメなんだ。僕は浮気せずに一途に愛をつらぬこう!しかし狩人は深夜3本僕の店でシフト入ってるんだ。すぐに店長から電話があった。僕は今から狩人が戻って来るまで地獄のシフトだ。僕にも正月そうそう災いがやってきた。そして僕の店のクイーンもしばらく休むことになったんだ。去年の今頃僕の足は血を吹いた。このままでは再び血を吹くかもしれない。しかし僕には働く選択肢しかないのだ。やれるところまでやろう。どれだけ疲れても働くんだ。これがコンビニなんだ。みんなコンビニのアルバイトには優しくして欲しい。疲れたレジの店員を見かけたらそれは僕かも知れない。今年も頑張りますのでよろしくお願いします。お終い!

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