第31話返済計画
僕は四年くらい前にディズニーランドにどうしても行きたくて仕方なかった。しかしお金はない。でも行きたい。爺に相談しました。爺はお金を貯めてから行けばいいと言いました。が、僕はその時に言いました。明日が無いかも知れないのに今を楽しまなくてどうするんですかって。僕は人生を後悔して生きたくないと。爺はなるほどと頷きました。相変わらずチョロいと思いました。それまでもちょくちょく借りていたのですがまァ給与で返せる金額でしたがディズニーの二泊三日は新幹線とホテルとパークのチケット後グッズなどなかなかの金額になりました。予約はすべて爺がして代金も支払ってくれ、あとはグッズの代金の交渉です。僕はとりあえず6万と言いました。爺はチケットも込やし一日3万で足りるやろと言ったのですが、何かしらあったら困るし余ったら返すからと粘って6万借りることに成功しました。土産買ってくるからと行ったのですが欲しい物がありすぎて土産買うお金もなくなりすべて使ってしまいました。店のみんなも期待してないやろって。手ぶらで出勤したら金遣い荒い奴と土産も無しかと言われて少しだけ後悔しました。しかし愉しかったので僕は大満足!爺は呆れてました。どうするんですかって。この月の給与ではとても足らないし、ここからある意味僕の借り入れによる火の車暮らしがはじまりました。そして爺に言われて無理のない返済計画をつくりました。しかし欲しい物が次々と僕に襲いかかるんですよね。後悔するなよ。買うなら今だけ、コンサートも今しかないぞって。埼玉スーパーアリーナのラブライブコンサートに二泊三日で行ったりバンドリのコンサートに千葉幕張まで行ったりそれでも頑張って増えたり減ったりしながらだったのが一変したのが今年の正月の入院です。有給も貰い給付金も貰いましたが全然足りません。生活費はすべて爺が出してくれました。今ではとても普通では返しきれない金額になりました。後大きかったのは今年の6月に彼女が出来たことでした。この愛の代償は金額にして約35万です。後悔したくないから借りたのですが。今は後悔してます。こうやって人は大人に成長していくんだなと思います。みんなも後悔しない人生を送ってくださいね。お終い!
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