第28話トーハンとの戦い

僕の店に深夜に本を納品するトーハンさんのドライバーがいるんだな。この人は見た目も凄く怖いし僕よりも戦闘力が高そうなんだな。いつもネコ(台車の縦長)でコミックや雑誌を運び本の棚の前でガサッと放り投げるようにして降ろすのですよ。本ももっと大事に扱って欲しいと思っているはずです。僕に被ってちょっと悲しい。最近になりこのドライバーは更に戦闘力があがりレジにお客さんが並んでいても割り込み伝票を投げつけハンを押せって言います。さらに品出ししているとアゴをしゃくってコッチに来いと呼びます。返本の箱がちょっと大きかったら重たい!持てないからお前トラックに運べと言われ逆らえば殴られそうなので僕はすぐにハイと返事をして運びます。今日も僕のおかげで店の平和が守られました。みんなは僕のことを店の守護神って呼んで欲しいかな。ちなみに本当はお前が運べと言いたいんだな。お終い!

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