プリプレイ① Campaign Re:Rize
2021年の夏。以前から友人に話していたサラマンダー限定キャンペーン(以下、CP)の完成の目途がついた私、ゲームマスター(以下、GM)の甜宮行輝は知り合いを集めてテキストセッションの形式で行うことにした。
まずは、拙作『Re:Rize』に参加していただくプレイヤー(以下、PL)の皆さんを紹介したいと思う。
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筆者のことであり、セッションをしたいと言えば気づけばGMになっているタイプのTRPGプレイヤー。
本リプレイの執筆者にして、シナリオも自身の作品であるマッチポンプである。
GMとしては神話や宇宙好きが高じてそう言った類のシナリオを書き、PLとしては所謂スーパーダーリンな女の子ばかりを演じる癖がある。
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普段から『新クトゥルフ神話TRPG』を遊んでおり、筆者とは『DX3』を遊ぶ仲。
自他共に認める卓修羅(セッション予定を入れ過ぎて予定がパンクしかけている人々)であり、合間を縫って参加してくれた。
ただ、ちょっと特殊な性癖をお持ちで……それは実際のリプレイを見て頂こう。
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今回のメンバーの中で筆者と一番付き合いの長いプレイヤー。
主に『まよキン』や『モノミュ』などのGMを務めて頂いたり、色々なシステムの経験者。
PLとしては安定した大人のロールプレイ(以下、RP)を持ち味にしており、潤滑油として頼りにしている。
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拙作『Melty Lover』の参加からの付き合いであり、単発シナリオのPLにも関わらず非常に濃密なRPをしていただいたPL。
影のある男の子のRPに定評(GM評)があり、今回のシナリオでも活躍していただくつもりである。
非常に可哀想(他人事)。
▼あびすさん(以下、あびす)
『DX3』アカデミアステージのリレーCP(各話毎にGM持ち回りのキャンペーンプレイのこと)をGMと共に遊び、PLとしては自身のキャラを立たせながらも友人役としての活躍が素晴らしい名バイプレイヤー。
その手腕は本企画でも大いに魅せて貰うことになるだろう。
■ ■ ■
行輝:というわけで、今回はこちらの5人で遊んでいきたいと思います。
Q太郎:顔見知りばっかりだぁ……。
あびす:柑橘類さんと毒茸さんははじめましてですね。よろしくお願いします!
柑橘:こちらこそはじめまして! 『DX3』永遠の初心者です!
毒茸:遅ればせながらよろしくおねがいします。
行輝:募集かけてから集まるのが早いんよ()
柑橘:兵は拙速を尊ぶから。
と、和気藹々と挨拶を終えた5名に、早速レギュレーションの説明や今回のキャンペーンについて説明を行った。
そして、今回のレギュレーションはかなり特殊なものとなっていた。
ちなみに、長くなるのでサプリメントや用語などの説明はあえて省略させていただく。
■レギュレーション
経験点:130点+イージーエフェクト2つ
使用可能サプリ:上級、EA、IC、HR、LM
禁止:RECロイス、HR記載Dロイス
■制限
Ⅰ.必ずサラマンダーシンドロームを組み合わせること(オプショナル指定は不可)。
Ⅱ.サラマンダーシンドロームがメインになるようなキャラクターであること。
Ⅲ.UGNに所属していること(イリーガル不可)。ただし、UGN所属の
Ⅳ.メインの攻撃手段は〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉の中から話し合い被らないようにすること。
行輝:こんな感じですね。ただ、Ⅳなんですけど、サラマンダーで〈交渉〉型は破格の難易度なので一番データに明るい人が選んだ方が良いかなぁとは思います。
Q太郎:サラマンメインとなるとメチャクチャ難しいですね。
行輝:一応キャラクターが「サラマンダーっぽい」ってことであればいいので、データ面でノイマン、ハヌマーン、ソラリスが強めでも構いません。
例えばサラマンダー/ハヌマーンの「パッション系アイドル」とか。
Q太郎:「炎の熱血交渉人」とか「冷静冷徹な司令官」とかでもいいわけですのう。
あびす:〈交渉〉型、やってみたい気持ちがすごい……。
Q太郎:お、チャレンジしちゃいますか?
柑橘:データ組むの全ッッッッ然慣れてないんで、〈白兵〉か〈RC〉残しといてくれると助かります!!!!
毒茸:流石に交渉を組める気はしないですが、他であればなんでも構いません。あとレネゲイドビーイングやってみたさあります。
Q太郎:自分は〈射撃〉型貰いますねー。
あびす:はーい。では、自分が〈交渉〉型貰いますね。
毒茸:余ってるのが〈白兵〉と〈RC〉ということで、柑橘類さんがよろしければ私、〈RC〉の方をいただきたいです。
柑橘:お、マジですか。なんとなく毒茸さん〈白兵〉取るのかな〜とばかり。
私は異論ないです。自分を男だと思ってるふたなり女連れてくるとは思いますが。
早速だが、こういうことである。
柑橘類さんの癖とは、これなのである。
ただし、あえて言わせてもらえば、筆者はLGBTQ+に対して特別な思いを抱く人間ではない。だからこそ、彼女の趣味嗜好を咎めることもないし、ここにいるメンバー全員が同じことを思っているだろう。
ここで嫌悪感を抱いた方には申し訳ないが、これはこれからも頻出する出来事であり逃れられない流れである。
ある程度オブラートに包んだ表現には努めるが、これが受け入れられない読者はすぐに読むのをやめた方が良いかもしれない。
流れを止めて申し訳ないが、話を会話に戻そう。
行輝:では、柑橘類さんが〈白兵〉、Q太郎さんが〈射撃〉、毒茸さんが〈RC〉、あびすさんが〈交渉〉ですね。
柑橘:私は〈白兵〉型を取った以上、真っ直ぐ走ってブン殴りますねえ。
あびす:火力と支援どっちにしよう……。
Q太郎:〈射撃〉なので攻撃役にしようかーとは。
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