【episode6-捕縛前夜】
自分を大切にしてくれる
『俺、また捕まるかもしれない。』
パートナーと別れ、
会社を無断欠勤し実家の両親からの連絡を無視し続けていたのだ。
連絡の取れない
そこで、両親に「捜索願を出す。」と言い出したのである。
『俺、怖いんだよ。捕まるのが怖くて仕方ないんだ。』
また、魁人と会えなくなってしまうーーー。
沙楽は、携帯電話の画面に映る文字を眺めて死んでしまいたくなっていた。
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