第3夜 看護婦
「退院したら、会えなくなるから…」
「退院が名残惜しくなっちゃうな」
「2か月だったけど、ワタシ…きっとこれからの一生分、愛していたわ」
「ありがとう…もし君さえよければ、これからも…」
「ダメ、私には家族が…それに、ココで出会って、本当の恋をした、そのことを大事にしたいの…」
「そうか…うん…そうだね、僕も、本当に君のことを愛していたよ、きっとこれからも」
「ありがとう、もし、この先に偶然また、出会える日があるならば、もう一度、私はあなたに恋するわ…きっと」
「今夜は夜勤なんだろ?」
「最後の夜ですもの…」
「婦長、退院する患者さんを見送るのって、達成感みたいのありますね」
「そうね…色々と感じるものがあるわね、特に担当の患者さんには、特別な思い入れがあるもの」
「ですよね~」
「そうよ…特別な想いがね…」
「泣いてます?婦長」
「泣いてないわよ…」
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