幕間
これまでのあらすじ34
南部戦線。
この方面に侵攻した武田軍は内藤昌豊率いる8000。
富士川沿いを囮として小畠勢400を抑えとした。
そして、富士宮へ兵力を集中し、南下し始めた。
それに対するは滝川一益率いる臨時編成の、増強1個大隊のみ。
しかしこれを率いる一筋縄ではいかない兄弟。
敵の三ツ者の情報網を寸断して、富士宮方面に兵を集中させて防衛線を張った。
一方、富士川正面は「花の慶次」……ではない、
穀蔵院忽之斎wと20名の狙撃手のみが配備された。
この大男の「漫画並みの」活躍により、たった21名の大胡勢により小畠勢は大将の小畠虎盛が討ち取られ、戦線が崩壊、逃散した。
残るは本隊同士の決戦。
滝川は2つの防御線を構築し、武田に深入りを誘う戦術に出た。
そこを原の騎馬隊と明智の緊急展開部隊で包囲撃滅を予定していた。
一方内藤は防御力特化の「牛車」で大砲を無力化し第1防御線を突破。
西の小城を攻めて防御線を張り、大胡の軍勢を引き留める作戦に出た。
戦線が膠着すると思ったその時を見計らったかのように2つの知らせが双方にもたらされた。
内藤には富士川の部隊が潰走したとの知らせ。
そして目の前を大胡の騎馬隊が富士川へ向かう光景を見る。
滝川には明智が遅れるという知らせと……甲斐で内応が頻発。
急遽、原と葛山の兵が甲斐へ侵攻するという知らせ。
内藤は兵を返そうとするが、その直後に到着した明智隊の猛射撃により半ば壊乱。大将自ら殿軍を務めての敗走となった。
これから甲斐ではどのような事が起きるのであろうか?
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作者の創作意欲のエネルギーとなります!
「殿! これでは上野にてザマァできぬのではござらぬか?」
「さ、さあ。僕に言われても困っちゃうなぁ。作者っていう人の考える事だからね。僕達は操り人形」
「しかし、この前、作者に詰問した折、『勝手に動き回るキャラに迷惑している』と申しておりましたが」
「う~ん、知らないね。誰だろ、そんな遊びまわっているの」
「……一人しかおらぬのではないかと」
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