幕間

これまでのあらすじ27

 第一次(!)対大胡包囲網の戦いが始まった。


 東の宇都宮・佐竹連合軍に対しては唐沢山城などの堅城に籠り抵抗することになった。

 里見の上陸作戦は、ほぼ三崎城と目星をつけ新たに建造した鉄甲船を港前に浮かべて防御態勢を敷く。


 武田の出方は輸送経路の整備が遅れている碓井峠は無いと踏み、南下しての駿河攻略と内山峠から下仁田・国峰を通っての倉賀野直撃と想定。


 問題の上杉本隊はどうするか?

 武田と示し合わせての挟み撃ちは極めて危険。

 せめて遅滞行動をする必要がある。

 そこでやはり今回も駆り出される東雲竜騎兵旅団。


 双方の思惑とタイミングのすべてが掛かっている。

 大胡は同時正面作戦を逃れることは出来るのであろうか?




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「内線作戦! 

 シュリーフェン!

 アートオブウォー!!!!」


「殿。それは天才にしかできぬことと申されていたかと」


「だよね~。

 まだ精密なスイング戦略のタイムスケジュールなんか立ててないし、棒道も整備中」


「やはり武田ですか」


「そう武田。

 ぶっ潰して乗っ取っちゃう」






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