【配置・5】銭がないと喝破されるね
衛星写真ってすごいですね
https://kakuyomu.jp/works/16816927860630530111/episodes/16816927860824887087
地図です^^
https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16816927860957182986
◇ ◇ ◇ ◇
「オ……ッホン。あ~、次に東海道でございまする。こちらは某から」
頑張らねば。
某は冷静に、冷静にと己に言い聞かせつつ話し始めた。
今川は最後の輝きを見せている。
織田殿の指図か、将又松平殿の独断か。
この春先に我攻めをした。相当な被害が出たと聞く。
ここで手柄を立て、三河を取り戻したかったのか。
このままだと籠城戦。またぞろ一向一揆が起きるかもしれぬ。
それで焦ったか。
未だに掛川城は持ちこたえている。
兵糧を西国が入れているらしい。
織田殿は兵を上げ伊那谷へ侵攻を開始した。
いつもながら素早い。常備軍の良い所だ。
武田も慌てている様子が見える。
真田殿から武田の配備が皆に伝えられた。
主力を甲斐に集めて出陣の準備をしているという。
2方面に分かれる可能性もでてきたという。
埋めた草(長年潜入している間者)の情報が2つに分かれている。
駿河に南下する武将。なんと上野に向かうと洩らす武将もいた。
同じ武将の家中でも別の情報があるのだ。
しかし伊那谷へ向かうという情報は入っていない。
こうなるとすべてが怪しい。
相模や武蔵に来てもおかしくはない。
このような情報操作は大胡がお得意だった筈。
今はそれを受けているのだ。これは敵も大変であったであろう。
しかし、だ。
一つ言えることがある。
行く先の道は整備されていなければならない。
幸い武田は銭が不足している。お得意の棒道の整備すら覚束なかった。
よって今急遽整備しているということを忍びが探ってきた。
これが主に北方への街道が整備中という事。諏訪までの道は元々整備されている重要な道だ。
問題はそのまた北。そこは整備されていない。
それに対し甲斐から佐久へ抜ける道が整備され始めていたという事だ。
ここを探れたのは大きい。まさかの要害の碓井を攻めるか?
「あ~。碓井に来る? まさかね。……と言うのが一番怪しいのは古今東西、戦上手のやることだよね。ここはその対策も立てないと」
その殿のお声で休憩に入ることとなった。
🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸
常備軍でもそんなに早くは動けない筈
碓井峠?あそこは走り屋の聖地として「だけ」有名!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます