第23話

「高校受験の日。横断歩道でこけて、

骨折した

私のおばあちゃん、助けてくれた男の子。

高校入学して三ヶ月...私ね、漸く見つけたの...」


「ボサボサの髪の毛に。

横長の黒縁眼鏡。そんでもって。

白い肩掛けカバン...

んでもって。

声はまだ、声変わりしてないよーな、高い声」


「おばあちゃんに拠れば。

手掛かりはこれだけ。。」



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