第116話 甘~い綿あめ‼
「ゆうきく~ん、ゆうきくんもこの綿あめすっごくおいしいよ~‼……こっち側から食べてみて‼」
そう言ってはしゃぐ優香さん、すっごくかわいい。……というか俺、語彙力がなさ過ぎて、『可愛い』以外の表現が出てこないんだけど……。
う~ん。なんて言えばいいんだろう。
「ありがとう、優香さん。……でも、これ、俺が食べちゃったら、間接キスってことにならない?」
『間接キス』
小説やアニメ、マンガなどでしか聞いたことがなく、存在すら疑っていた出来事を、まさか自分で、体験することになるなんて……。
「まあ、そうだけど……。でも、私は気にしないから大丈夫だよ‼」
そう優香さんが言ったので、俺は優香さんの綿あめを食べさせてもらった。
……この後、俺たちは綿あめを、手でちぎって食べればよかったことに気づくのだが、またそれは、別のお話である。
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