クイック‼︎ ※後半にややネタバレ追記あり

 何も難しい事は考えずに観られる韓流のバイク映画です。


 基本的にノリの軽いギャグ進行で、全体的にスピードとTORQUEを併せたような雰囲気の映画です。

 バイクアクションやカークラッシュが多めですが、車のクラッシュシーンの多さに比べるとバイクでのクラッシュは少なめです。


 そしてとても平和的なのが、メインキャラは死なない点です。モブは半端なくお亡くなりになられている筈なんですが、そこは触れられてないというか、描写されない様になってます。


 バイクはBMW S1000RR。後半、やはりBMWのGS系かな? デカいオフってかアドベンチャー系も出てくるんですが、90年代で思考回路がショート寸前なミラクル頭なので特定出来ませんでした。

 服装もストリート系だったり、バイクメーカーロゴのワークシャツやベリックのツナギにアイコンのヘルメットとか、組み合わせが面白いです。ヒロインの衣装も何となくキルビルを意識しているのかな? と、思うのは考え過ぎかな。


 大事な事なので最後にもう一度言います。

 何も難しい事は考えずに観られる映画です!



※以下、ネタバレを含む感想になります。


 そもそも、物語の核になる部分。

 なぜ主人公が事件に巻き込まれるか? と言う部分は最後の最後に明らかになります。

『バイクで楽しく走ること』それはとても素晴らしいことですが『誰かの迷惑になっているかも知れない』ということも考えられるようにならないと、バイクに乗る価値はないと思います。走るなとは言えません。だけど『考えられる』ことができるかどうか? 想像力もなくただ自分勝手に走る行為しか出来ない人ほど「昔はバカやった」とか「やんちゃしてた」とか言って、既に降りたバイクのことを知った風に語るんです。


「バイクでなければ駄目なんだ、だがバイクしか知らなければ乗る資格はない 」

 バイク界のマーロウに言われてしまいます。

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