風、スローダウン
バイクで夢を追いかけてはいけないのか? 結果を出すのが全てなら、乗り続ける事そのものを夢にしたい。
バイク乗りの本能ですかね、彼女って成り立たない。そう言う不安が立ち込めてしまい落ち着いて観れません。そこについてはノーコメントでいきましょう。
さてバイク。カウルの割れやすい箇所が割れていて、サイレンサーやフレームが凹んでいるレーサーバイク。普段の足としてのオフ車。バイク以外にも、バイトを含めたライフスタイルやバイク乗りの部屋の散らかり方パターンなども見ていて辛くなるくらいにリアルに描かれています。
そして意外や意外。今風に言うならよもやよもやですが、この映画はテーマがバイクでなくてもしっかりと成り立ってしまうメッセージ性の高い映画です。
バイクは一つの夢の形であり、主人公以外にもそれぞれのドラマがあって、それらがたまたま交差している時を切り取って映画という枠に収めている、そんな印象を受けます。
そして大阪。やたら大阪です。全てがわかりやすく描かれているけど、それが只のベタベタにならない味付け。二度漬け禁止の緊張感、そんな映画です。バイク映画を期待して観るのではなく、ドラマを観る感覚で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます