第14話
特に会話もなく。
俺と林ユーコは学校に着いた。
それから、特に会話もなく。
授業を終えて。
帰り時刻になったんだけど。
おかしなことを言われた。
「一緒に帰ってくれない?」
「え」
「ほら、山吹くんがいると、
心強いし...。もしまた、ボタンが弾けとんだら困るし?」
「いや、かなり、ちゃんとボタンつけたから
今日は大丈夫なんじゃ...」
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