第12話

俺は。


やるべきことはやったと思うし。

だから。


「じゃ、学校で会おう!」


それだけ言って、駅の改札口に向かおうとした。


だけどな。どうしたことか、右手首を掴まれたんだ。


「待ってよ...!一緒に登校しようよ、

山吹くん」

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