勇者と愉快(?)な旅!?

ハロス

プロローグ


遠い昔、文明が発達し人間達が平和に暮らしていました。


しかし、突如街に魔物達が現れ人間達を襲いました。


当然人間達は魔物達を倒そうと銃や大砲・爆弾を使いましたが歯が立ちません。


そんな時ある少年が勇敢にも魔物を倒そうと刃物を持って一匹刺しました。


そう、魔物達はどういうわけが銃器等の近代的武器は効かず、刃物等の原始的武器には簡単に効いたのです。


それを知った人間達は当然剣や弓・盾等を持つようになりました。


何年か過ぎ人間達の中に『魔法』が使えるようになり、魔法で魔物を倒す者も現れるようになりました。


そして、人間達は魔物達を統べる存在がいる事を知り、それを『魔王』と呼びました。


その頃から、腕に自信のある人間…つまり『勇者』が何人か仲間を引き連れ魔王を倒そうと旅に出ますが、一人として帰ってきた者はいません…


――――

―――

――


その様な伝説がノイラ国に伝わり

月日が流れ現在…

場所は国の王の間

玉座に座っているのは当然この国の王

だが王様と言っても髭を生やしたオジサンではなく二十代前半位の金髪の眼鏡である…

そして、その前のちょっと離れた所に二人の男が立っている


?「…で、王様は何の用で俺達を呼んだんだ?」


そのうちの茶髪の男がイラついた様に王様に聞く

茶髪の男は見た目は十代後半に見える

そんな男の態度に頭にバンダナをつけた金髪の男が慌てる

因みに金髪の男性は王様と同じ二十代前半に見える


金髪「お前それ王様に失礼だぞ!!」


王「よい、その者に関してはいつもの事…故に気にしてはおらん

我輩が主達を呼んだのはある事をしてもらいたいからだ。」


王は金髪をなだめる


茶髪「ある事?」


王「うむ、実は主達に魔王討伐をしてもらう」


茶・金「「……」」


王の命令に二人は黙った後…


茶・金「「はぁ~~~!?」」


…叫んだ


茶髪「てめぇ、それは遠まわしに俺達に死ねって言ってるようなもんだろう!」


金髪「そうですよ!

魔王討伐に行った者って全員生きて戻った人いないじゃないですか!?」


王「だが、主達なら大丈夫だと我輩は思うのだが?」


二人の叫びに王は平然とした態度で返す


王「それにユウト殿は国で一番強い狩人

カイル殿は国一番頑丈な何でも屋

主達ほどこの任務に適した者はおらん

もし、逆らうなら…」


男二人の背後にたくさんの兵が立つ


王「反逆罪で牢に入れられるが良いのか?」


ニヤリと王は笑った


茶・金「「やります!」」


二人もこの人数じゃあ流石に逃げられないので受け持つことにした。






こうして、ユウト・カーレッチとカイル・ファームの物語が始まった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る