6

 それから半刻ほど経った頃の事だ。


 結論から言うと、トマソンは迷っていた。


 昨日はブランカの案内で素直に宿屋へと辿り着けた訳だが、いざ地上を歩いてみると、この街の移動がどれだけ船に依存しているかが分かるというものだ。

 道は狭く曲がりくねっており、両脇の建物は似たり寄ったりな見た目をしており、しかもその建物がどれも高いのせいで見通しも悪いのだ。


 ラグーナに杭を打ち込んで基礎として、それで改良した土壌に建てられた街だから、当然土地が余っているわけがない。

 建物はどれもしっかりとした煉瓦造りで三階建て以上はあり、しかも建築手法が統一されているためかそのどれもが美しい外観をしており、てらった建物────いわゆる目印として使える目立つ建物がないのだ。


 どの道を通っても同じような建物が並び、違いと言えば入っている商店くらいなものだ。


 しかも建物の高さもあるため、周囲を見晴らすこともできないと来たものだ。

 橋の数も決して多いとは言えず、歩ける道で繋がっている『島』とも言える区画から隣の『島』に渡るために大回りさせられることもしばしばだった。

 そして極め付けに、その狭い『島』の上に建物が密集しているせいか、行き止まりも多かった。


 これでは美しい建築物で作られた『迷宮ラビュリントス』だ。

 そんな街並みに加えて慣れない土地という事もあり、『アリアドネの糸』もないトマソンでは、すぐに向かう方角を見失ってしまったのだった。



 迷い込んだ小さな路地の両脇には民家に混じって、まばらに商店────いや、これは商店兼工房か────もあるようだった。


 その工房の店先を覗き込めば美しい硝子ガラス細工が陳列ちんれつされており、それらの色鮮やかで煌びやかな品々が光を反射して見る者の視線を釘付けにする。

 まるでドレスとアクセサリで飾り立てた貴婦人が客引きをしているかのようなそのショーケースに、彼はつい、魅入られてしまっていた。


 そんな美しい硝子ガラス工芸の数々は商人魂に訴えかける良品揃いで、見るものの目を楽しませる、実に良い仕事がなされた逸品いっぴんばかりだった。

 しかし船で訪れたわけでもないトマソンには、それらを割らずに安全に持ち運ぶ手段がない。


 これだけの逸品であればきっと購入した値段の何倍を出しても欲しがる者がいるだろうにと思うのだが、断腸の思いで店を後にするしかないのだった。



 その小路こみちから広場へと出る所で、ふと気づく。


 路地の角の建物の壁面に、石材で作られたネームプレートのような物が取り付けられていた。


「『カッレ・ディ・ヴェトロ』に……『カンポ・サン・ガスパリス』……。これは、地名でしょうか」


 プレートの小路こみち側には、『カッレ・ディ・ヴェトロ』────『硝子小路ガラスこうじ』と。

 広場側には、『カンポ・サン・ガスパリス』────『聖ガスパリス広場』と文字が彫られている。

 これは『街区表示板』と呼ばれる代物で、現在地が分かりづらいこの都市では重要なしるべだった。


 どうやら、先ほどまでいた通りは名前的には硝子ガラス職人が工房を構える職人街のようだ。

 その小路こみちに集まった工房から通りの名前を取り、『硝子小路カッレ・ディ・ヴェトロ』としたのだろう。


 広場の方はおそらく聖人の名前からとった物であろうが、この都市の主教────というとおかしな話だが、名前を付けた者が『女神教徒』なのか『メシエ教徒』なのかによって、どの聖人なのかが変わってきそうだ────が分からない。

 この都市をつい昨日まで知りもしなかったトマソンには、その区別はつかなかったのだ。


 ただ、現在地が分かった所でこの街の詳細な地図などなく、初めて訪れた街ゆえ目的地の街区名も分からない。

 これではいくら街区表示板を発見した所で何の意味もない。

 だがトマソンにはそれ以上に気掛かりな点があった。


 なぜか周囲に人気は全くなく、道を尋ねることも出来そうにないのだ。


 周囲の商店にしても店内に人の気配はなく、留守を預かる店員は居ないようだった。

 もしかすると奥の工房にでもこもっているのかも知れないが……それにしたって人の気配がなさすぎる。

 これだけの街ならば旅人や金持ちが数えきれないほどに訪れそうなものなのなのに、そういう者と一度もすれ違っていないのだ。


 ……いや、それどころか、街の住人も人っ子ひとり見当たらない。

 美しい街並みに海が流れ込む運河という風光明媚ふうこうめいびな景色とは裏腹に、人の息吹を全く感じない。

 今のこの時間帯にほとんどの人間が礼拝をするような、何かこの都市独特の特別な慣習があるのかも知れないが……。

 それにしても不可思議な光景だった。



 そんな無人の街並みに囲まれてトマソンが途方に暮れ始めた頃、近くの水路からかいを漕ぐ水音が聞こえた。


 トマソンが慌ててそちらに駆け寄れば、果物をいっぱいに詰めた輸送用のゴンドラ────観光客を載せる華美なデザインではなく、本当に荷物を載せるだけの質素な作りだ────が足元の橋を抜けて行くのが見えた。

 これはまさしく”渡りに船”と思い、トマソンはそのゴンドラに声を掛ける。


「……もし!! すみませんー! そこのゴンドラの方ー!」


 突然の呼び声に周囲を見回すゴンドラに立つ人影は、かいぐのをやめるとその顔をトマソンへ向けた。


「ん? なんじゃお前。どっかの商人あきんどか?」


 その輸送ゴンドラに立っていたのは見るからに頑固で偏屈そうな顔つきの老人で、怪訝けげんな顔でトマソンを見上げていた。


「ええ、その通りです。総督府へ行きたかったのですが迷ってしまいまして。道をお伺いしたいのですが……」

「なんじゃお前さん、領主様の客じゃったのかい」

「……あ、そういう訳ではないのです。ただの行商人なのですが、街の方に是非にとお勧めを頂き、総督府を見物にと思いまして」

「ああ、物見遊山ものみゆさんかい……。生憎あいにくと、この街区には領主様の島へのポンテかっとらんわ」


 それを聞いたトマソンはがっくりと肩を落とした。

 そもそも橋すらないのであればどれだけ彷徨さまよった所でどうしようもなかろう。


 トマソンは初めから選択を誤っていたと言う訳だ。

 アガタの店にゴンドラを呼んで、望む島へと送って貰うのが正解だったのだろう。


「なんと……。橋が見当たらないと思ったらそういう事でしたか……」

「まぁ、なんだったかな。街の守りがどうたらと言うとったが」

「なるほど……。侵入経路の制限ですね……橋が少ないのも納得しました」


 トマソンは頷く。

 この街は海の上に広がっているため、当然城壁などと言うものは存在しない。


 外敵が攻めてきた場合にはまずは遠浅のラグーナに軍船を展開して海戦で迎え撃つ事になる。


 それでもなお追い詰められた場合には、この迷路のような街並みと水路を生かしたゲリラ戦法がとられるのだろう。

 街に攻め込んだ地理に明るくない人間からしてみれば、代わり映えのしない街並みで迷っている最中にもどの窓から弓矢で狙われているのか分からない、と言うのは気が気ではないだろう。


 そのゲリラ戦の際、敵の侵入経路を絞るために、どこそこ構わずに橋をかけないようにしているのだ。

 最悪、橋を落として敵を孤立させたり、罠を仕掛けた街区へと誘導する所まで戦法として想定されているのかもしれない。

 水郷ならではの強かな戦略だ。


 それにしても、散々迷った挙句橋自体がないとは骨折り損のくたびれ儲けだ。


 だが〈ザフィーロ〉の街並みは美しく、先の通りの工房の硝子ガラス細工は最高の逸品だった。

 トマソンは迷った故の収穫もあったと、前向きに考える事にした。


「では他の島に渡ってみるとしましょう。ありがとうございました」


 と、そこで老人が船上から声をかけた。


「おい、ちょいと待ちな! ……あんたどうせ”またぞろ”迷うんだろう? 行き先が領主さんとこならお前さんも送ってやるから、積荷の横に乗んな。ああ、積荷は踏むんじゃねえぞ?」


 口調こそ乱暴者のそれであるが、老人の親切心からである事は疑いようがなかった。


 そのまま島を彷徨さまよっていても到底辿り着ける気がしなかったトマソンは、ありがたく老人の世話になる事にした。

 先見の明がなければ務まらない商人の端くれであるトマソンには、このまま彷徨さまよっていても総督府へは辿り着けないという事が分かっていた。


 そんな場面で遠慮するプライドを彼は持ち合わせていないので、ここは素直に老人の好意に甘えておこうという結論を出したのだった。


「本当ですか?! 正直自信はなかったもので、とても助かります……」


 トマソンが乗り込むと老人のゴンドラはゆっくりと滑るように水路を進み始めた。


 その動きはとても滑らかで、船を漕いでいると言うよりも水面を滑っているという感覚に近い。

 水路の角での回頭においてもゴンドラの軌跡には全くよどみがなく、その操船技術はたいしたものだった。

 昨日のブランカもそうだったが、この街の人間はみな操船技術に長けているのか、船を自分の手足のように扱えるらしい。


「この街の方は、皆さん船を漕ぐのがお上手ですよね」

「褒めてもなんも出ねえぞ。この街に住む奴で船漕ぐのが下手なのなんかいねえかんな。んな奴ぁつくばりも出来ねえ赤ん坊と同じだ」

「確かに。これだけ水路が多いと、船がないと生活が大変そうです」

「んだな。道なんか歩いとれんわ。大荷物だって、ゴンドラに載せりゃ重さもクソもありゃしねえ」


 そのあともゴンドラは幾つもの水路や橋を抜けていった。

 だが遠くに次の橋が見えたあたりで、老人はトマソンへと声をかけた。


「次の橋は屈めよ。頭さ打つぞ」


 トマソンが驚きつつゴンドラの前方を見ると、これまで通ってきた橋と比べると遥かに小さな橋が迫ってきているのが見えた。


 その橋は石材で出来た小さなアーチ橋で橋脚きょうきゃくもなく、そのアーチは他と比べてもだいぶん低かった。

 老人の言う通り、”ぼけっ”と座っていればきっと頭を打った事だろう。


「おっと……こんな小さな橋もあるのですね……」

「ま、橋も小せえのはそりゃそうだが、潮の満ち引きやな」

「あぁ……。そう言えば、ここは海の上の街なのでしたね……。潮が満ちると小さな橋の下は水で沈んでしまうのですか」

「そうさ。通れるとこがなくなっちまう。若いモンや新人の船頭がよくこれに引っかかるんだわ。ま、そういうモンまで考えて水路選べるようになったら、やっとこ”おしめ”が取れたってとこさな」


 そう言って老人は豪快に笑った。


 この都市は水郷ではあるが、湖のような場所にある訳ではなく、海の上にあるのだ。


 当然、そこには潮の満ち引きがあった。

 大運河カナル・グランデはあまりにも大きすぎて橋をかけることなど無理なので無関係として……小さな橋の下は、満潮の時間帯には沈んでしまうのだ。


 つまり、満潮がいつなのか、目的地にはいつ着くのか、そして目的地までの橋に通れなくなる橋はないか────これらをきっちりと自分の頭の中で組み立てられないと、通ろうとした水路の橋がくぐれない、なんて事態に陥るのだ。


 それが引き返せばいいだけならまだ良いが、小さな水路が入り組んでいる場所ではどちらに進んでも全ての橋が沈んでいる、なんて事もある。

 そうして迷っているうちに、通ってきた橋も沈んでしまえば一巻の終わりだ。

 近くの船着場に船を止めて、干潮まで”ぼけっと”水路をながめる羽目になるだろう。


 そんな無様な失敗をしなくなって初めて、この都市の『通過儀礼イニシエーション』をパスした────すなわち「”おしめ”が取れた」と言える訳だ。



 この街へ来るのに世話になったブランカは、話し上手に聞き上手な観光案内を専門としている者の話し方だったが、それに対してこの老人は”さばさば”とした歯にきぬ着せない物言いだ。

 昨日は聞く事がなかった市井しせいの裏事情を聞くことが出来たのだが、これはこれでまた別の面白みがあった。


「大商人どもは大運河の方で大口取引をしとるがな、お前さんみたいなのは領主館と港の間にある市場通りに行くといい。ワシはそこの商品の荷運びをしとる。お前さんを拾ったのもそのついでじゃ」

「なるほど。市場もどこかにあるとは思っていましたが……」

「おう、楽しみにするとええ。そろそろ着くからの」


 その後、老人はトマソンを手近な桟橋さんばしで降ろした。


 彼はそのまま商店裏の桟橋にゴンドラをつけてくるらしく、挨拶もそこそこに去っていった。

 それを見送るとトマソンは店の裏手の桟橋から表通りに出た。


 そうして通りへと一歩足を踏み入れた瞬間────トマソンは息を呑んだ。


 この市場通りは通称『商人通りカッレ・メルカンテ』と呼ばれ、政庁や聖堂を中心とした”地面”がある区画の端に当たるエリアだ。

 そうなると必然、貴族や政治家などの富裕層向けの高価な品々と、質の良い食材を取り扱う店が多くなる。


 通りの両脇に立ち並ぶ商店は統一感をもって白く塗られ、その壁が陽の光を浴びてより一層白く輝き、まぶしさすら感じた。

 魚屋の軒先には近海で獲れた色とりどりの魚達が並び、果物屋には海路で輸送されて来たと思しき果物が並んでいる。

 それらの色彩豊かな品々が白で統一されたカンバスを彩り、通りカッレを華やかに飾り立てているのだ。


 その通りを上から見下ろすのは、鮮やかな赤と紅紫マゼンタの花を咲かせた九重葛ブーゲンビリアだ。


 これまではの街区ではその地面は石材で出来ていたが、ここは土と石で舗装されているようで、ここならば九重葛ブーゲンビリアのような大きな木もちゃんと育つのだろう。

 他の島は植木鉢でもなければ花を植える土もないような環境だったが、この島にはしっかりとした地面があるのだから。


 こんな光景を見せられれば、誰だって「ここが巨大な庭園だ」と言われても納得してしまうと、そう思った。

 少なくともトマソンにはこれが市場だとは思えなかった。

 それほどまでに美しかったのだ。


「これは、なんと美しい…………」


 通りに立ち尽くすトマソンは、おそらくかなり目立っていただろう。


 だが、数はさほど多くないが道行く者達は、誰もそれを茶化す事なく、見咎みとがめる事もなかった。

 それは彼らにとって、この光景がさほど珍しくなかったからだ。


 この美しい通りを初めて見た人間は、皆このような反応をするらしい。


 そして、そんな反応を見るたびに、この街の住人達は自分が住むこの街が誇らしく思えるのだそうだ。



 ◇◇◇



 やがてトマソンがはっと我に帰り歩き始めようとすると、それを見計らったように背後から声をかけられた。


「やぁやぁ商人さん! うちの果物買ってかない? あ、オリーブなんかもあるんだけど」

「おいエレナ抜け駆けすんじゃねえ! うちの魚もどうだい? 新鮮さは保障するぜ」

「おいこらちょっと! 押すんじゃないよロドリゴ!」


 その騒々しい声にトマソンが振り返ってみれば、勝気そうな少女といかつい大男が押し合いへし合いしながら大騒ぎをしていた。

 始めに声をかけてきた、くすんだクリーム色のワンピースで腰にエプロンを巻いた少女はエレナ。

 それを押しのけてた片手に魚を持ったたくましい男はロドリゴと言うらしい。


 二人とも、見るからに”お登りさん”と言った様子の、余所者であるトマソンを虎視眈々こしたんたんと狙っていたのだろう。

 おそらくはこの通りに店を構える商店の人間で、良いカモを逃すまいと双方必死にアピールをしているのだ。


「いや、あの、私はもう総督府に行こうかと……」

「領主様のとこに? 商人さんと思ってたらまさか実は偉いお人だった?! こりゃまた失礼……」

「いえいえ、観光ですよ」

「なんだ。そういうことかー」


 エプロンの娘────エレナは観光と聞いてほっと胸を撫で下ろした。

 貴族に無礼な口を利いてしまったのではないかと内心焦っていたようだ。


「なるほどなぁ。あそこは島亀の背だからな」

「ええ、それを聞いて、是非とも見ておきたいなと思いまして。お二人にはお勧めの見所などはありますか?」


 街から出ない商店主などならいざしらず、基本的には商人というのは旅人だ。


 地方を、国を、街を渡り歩く都合上、その土地に閉じこもった人々が知らない知識を数多く持っているのだが、時にはそれが武器や商品になる時もある。

 それはその土地の国際情勢に関する噂話であったり、他の地域では普及していない家庭の知恵的な知見であったりと、実に多岐に渡る。


 二人にお勧めを尋ねた理由だが、トマソン自身が興味があるというのも大いにあったが、これほど独自の発展を遂げた街の話は外の人間への土産話としては最高に食いつきが良い筈だという考えからだ。

 それで話が弾めば商談も上手く行くというものだろう。


 そんな打算も多少ありつつ、トマソンはこの街の景色を目に焼きつけて、面白そうな話はどんどん聞いておきたいと考えていたのだ。


「あたしはねー、やっぱり聖堂かな! すっごく大きいし綺麗なのよね。あと鐘楼しょうろうがすごく高い!」

「アンタは大運河カナル・グランデ沿いの荷降ろし場なんか好きなんじゃないか? 古今東西、色んな街からの商品がひっきりなしに運び込まれんのさ」

「ありがとうございます! 聖堂に、荷降ろし場ですか。のちほど機会があったら是非とも見てみたいと思います」

「うんうん! 絶対見てきなよ! 嵩張かさばるから果物はまた今度ね」

「魚も生臭いしな。あとで寄ってくれや。宿屋の店主次第じゃあ魚を買って帰ればさばいてくれるかも知れねえぞ」

「ええ、それは楽しみですね。では、また後ほど……。ありがとうございます」


 二人は押し売りする気はないらしくいさぎよく引き下がった。

 実に気持ちの良い商売人だ。


 そんな彼らと別れると、トマソンは市場を冷やかしつつ、総督府へとその足を向けた。

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