第26話 体育の先生と1対1で話すのって緊張するよね!
次の日の体育は見学。ぼーっとしていると、黒い髪をポニーテールにしている
「暇なら私と話そう」
と言いながら僕の隣に座る。
「見てなくてもいいんですか?」
「話しながら見るからいいんだよ」
と言ったので話すことに。
内容は、事故のこと、文化祭のこと、日常生活のことについて話した。
だが、その時僕は気が付いていなかった。
体育が終わり冬華が僕の所に来ると、いきなり僕の腕を掴んで空き教室に連れてきた。
「何を楽しそうに話していたんですか?答えてください」
「日常生活のこととか文化祭のことについてかな」
「本当ですか?」
「そうだよ。それ以外に話すことないし」
「信じられません」
「どうやったら信じてくれる?」
「私にキスをしてください。もちろん唇にです」
「ここだとムードがないな」
「うるさいです!不安にさせた宮都様が悪いんです!」
と言われたので唇にする。すると、冬華が急に笑顔になる。
「今日から私たちは友達から彼氏、彼女になりましたので、女の人とはあんまり、いえ、極力お話をしないでくださいね?」
「わかった」
と言うと腕に抱き着いてきて
「このまま教室に戻りましょうか」
そう冬華が提案したので僕は
「いいぞ。恥ずかしがるなよ?」
と言って教室に戻る。
冬華は文化祭の準備時間のときも腕に抱き着いたり、頭を撫でてと甘えてきたりした。
「ラブラブだね!よかったね!仲が進展して!しかも文化祭の前に!このままだったら私、おせっかい焼いてたかも」
「そうだったんですか。ありがとうございます。ところで、約束とか決めてますか?」
「うん!平日、休日問わずに朝、昼、晩に電話をする。出かけるときには私に報告する。家に家族以外の女がいる場合は、通話をその女がいるま通話お繋いでおく。カフェとか女の人がいる場所には行かない。の4つかな」
「そうなんですか。参考にしてもいいですか?」
「もちろんだよ!」
という会話をしていた。
僕と昴は
「なあ、宮都。一緒に文化祭回らない?俺、3年生のメイド喫茶行きたいんだが」
「はははは。俺もさ、回りたかった。けれど、冬華が止めてきてね」
「隠れていけばばれないんじゃね?」
「上手くいくかな?」
と話していると
「安心してください。宮都様の家の隣に私の家が出来たらメイド服でもなんでも着てあげますから。だからそんなふざけた話をしないでください」
「そうだよ、すー君。私も着てあげるよ?だからさ、私以外の女のメイド姿見なくてもいいよね?」
僕たちの話していたことを聞いていたのか冬華と昴の彼女さんがそれぞれ目のハイライトを消して言ってきたので僕たちは
「「す、すみませんでした」」
と謝ることしかできなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます