事故から女の子を助けたら好かれ、結婚しました。

猫と犬が好き

プロローグ

 いきなりだが僕はまず、「本当にかっこいい人はどんな人?」という問いを投げかけたい。

 するとみんなは「顔がいい」、「女性に優しくする」、「老人に優しくする」などと答えるだろう。

 しかし、僕は「違うんじゃないかな?」と言うだろう。

 何故なら僕がと思う人は例えであったとしても、をかけて助けられる人をかっこいい人だと考えるからである。

 そんなことを頭の中で考えていると、

「今日のメニューはエビフライ、サラダ、玉ねぎの味噌汁、白米です!」

 と高らかに宣言したあと

「宮都、あ〜ん」

 と言って食べさせてくれる女性いや、妻がいる。それを僕が食べると、

「美味しいですか?」

 と聞いてきたので

「うん!美味い!」

 そう僕が言うと、

「良かったです!エビフライに使ったエビは朝早くに魚市場に行って仕入れてきて、サラダに使った野菜と味噌汁に入っている玉ねぎは産地直送のものを使用し、白米は新米を使用しているんですよ!」

 と僕の妻が自慢げに答える。

「奮発したね」

「だって、今日は私たちの結婚記念日なんですよ?奮発するにきまっているじゃないですか。奮発しない方が叱られますよ」

 と僕の妻がさも当たり前のように答える。

「まぁ、それもそうか。今日は結婚記念日だもんな」

「そうですよ!」

 そうぼくの妻が嬉しそうに答える。

 僕は妻と話しながらご飯を食べていると、インターホンが鳴ったので玄関に行く。すると僕の妹が箱を持って玄関にいた。

「どうしたんだ?」

 そう僕は妹に聞くと

「はい、結婚記念日のケーキ。私のお店で作った新作だよ!私のおごりだからあとで食べてね!そして感想を聞かせてね!」

 と言って帰っていった。

 僕がリビングに戻ると

「誰からですか?そしてなんですかその箱は?」

 と聞いてきたので僕は

「妹が営業しているケーキ屋の新作だとさ。食べたら感想よろしくだって」

 そう答えながら僕の妻に箱を渡すと

「冷やしておきますね。あとから食べましょう」

 と言って冷蔵庫に入れる。


 ケーキを食べていると妻が

「あの頃が懐かしいですよね」

 とつぶやいた。

「あの頃?もしかして高校生の時か?」

「そうです!あの頃は若かったですね。そうだ!記念日なんだし、あの頃について語り合いませんか?きっと楽しいですよ!」

 そう妻が言ったので僕は「そうだな」と言うと妻が

「私と出会う前からお願いしますね!あなた」

 とリクエストされたので僕は口を開いて妻と出会う前から話すことにした。



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