第125話 ○ンコ  ※超絶サービス回

パン!

「んっ!」


パン!

「アッ!」「そら!」


パシッ!

「〜ッ!らめぇ〜!」「まだまだ!」


パン!パン!

「そ、そんな激しいとこわれちゃう〜!」

「まだまだイクぜ?」


パシン!

「そんな、際ど過ぎるぅ〜!んあ!め、めくれちゃうーーーーー!アッ、アッ!」




俺の獲物を狙うギラついた目にアイリーンは冷ややかな顔で俺を見ていた。



先程から嬌声をあげるハイランダー最年長ワイアットのメンコをめくりにめくりまくっていた。


食後の娯楽にと、ハイランドでもお馴染の"メンコ"勝負にオッさん達は嬌声を上げて盛り上がっていたのだ。



この無駄に高い力のステータスを持つ俺に、『メンコの鬼』と呼ばれているワイアットも手も足も出ない。


「最後だぜ!Poweeeeeeeer!アッアッ」

全神経を研ぎ澄ませた俺の会心の一撃は、ワイアットご自慢の『ワイバーンナイト(金)』を2回転半させた。


「ンオッホーーー!シュんゴーイィィィ!」


へっへっへー

ドヤ顔でアイリーンを見ると、人差し指をクイクイっとさせて俺を呼ぶ。


「どうした?俺の絶技に惚れ直したか?」


「一度しか言わんからよく聞け。二度とその遊びを私の前でするな。いいな?」


「……ハイ」


ちょっと皆んなハメを外し過ぎたようだ。

特にワイアットが。


怒られた俺は皆んなに「アイリーンがオコだったから、アイツの前ではメンコ禁止な」と言うと、ワイアットはまたも仲間から小突かれていた。





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